peach's blog

北陸のお酒や温泉をメインに徒然と綴っています。

 

西金沢の地元民に愛される美食割烹 金沢市「割烹東山」

暑く長い夏が終わったと思ったら、急に肌寒くなってきた2023年秋。
本ブログも久し振りの更新ですが、皆さんいかがお過ごしでしたでしょうか。
自分は公私ともに忙しく、休日は体を休める日が多い年になってはいるが、それでも時間を作って温泉や外食をしているので、今日は自分が住む西金沢エリアの隠れた割烹料理屋を紹介したい。
なお、何度も訪問しているもののブログで紹介するのは今回が初めてのため、以下に過去訪問時の写真もアップしているので、こちらも参照ください。

 

apple2019a.hatenablog.com

apple2019a.hatenablog.com

apple2019a.hatenablog.com

 

西金沢や南金沢エリアは、バスや電車では行きづらいお店が多いが、今回紹介する「割烹東山」さんは、金沢市泉本町の交差点に面した立地のお店。
金沢高校とドン・キホーテがある交差点付近にあり、北鉄線の駅や北鉄バスの停留場に近く、ドン・キホーテの駐車場も利用できるので、車でも公共交通機関でも来訪できる立地にある。
とは言え、やはり金沢駅や片町から少し離れた郊外エリアなので、観光がてら足を伸ばすは大変かもしれない。
なので客層は地元の常連と西金沢以外の金沢市民が多い雰囲気で、美味しい割烹を閑に堪能できる割烹だ。

割烹料理屋なので夜がメインではあるが、平日(月~土)は11時からランチ(ラストオーダーは13時30分)もやっており、特におまかせ定食(900円)は季節の旬に応じた食材を使った美味しい逸品を提供しており、900円で金沢の美味しい料理が味わえるお得なランチとなっている。

もちろん夜の通常メニューも焼き物・揚げ物・お造り等のオーソドックスだが間違いが無い割烹メニューと、金沢の旨い地酒をしっかりと揃えているので、金沢駅付近や近江町市場、片町等の名店と同等の金沢グルメを味わうことが出来る。
西金沢住民の酒好きには是非とも足を運んでもらいたい名割烹料理屋だ。

 

【店舗情報】
 割烹東山 金沢市西泉4-3

 営業時間 昼 11:00~14:00(ラストオーダー13:30)
      夜 17:00~(ラストオーダー21:00)

 営業日  月~土

 



【関連記事】

apple2019a.hatenablog.com

apple2019a.hatenablog.com

apple2019a.hatenablog.com

初秋の東山ランチ(2023年10月) 金沢市「割烹東山」

長きにわたった猛暑から一転して雨日が多く肌寒くなってきた10月。
晴れ間が覗いた休日、買い物ついでに奥さんとランチを食べに東山へ訪問。
妻はおまかせ定食(900円)、自分はサンマの塩焼き定食(1,300円)。

今回のおまかせ定食のメインはガンドステーキ。
北陸以外の人には聞きなれないかもしれないが、ブリになる一歩手前の大きさのブリを北陸ではガンドと呼ぶ。
ブリ程大きくはないが、秋から冬にかけてはブリ同様に脂がのって美味しいので、ブリよりガンドを食べる人も多い。
(と言うか、ブリがブランド化して高級魚になったので買えないのが実情だが…)
まだ秋口と言うこともあり脂はそれほどではなさそうだが、食べ堪えのある身でステーキにはピッタリだったようである。

 

サンマは近年は漁獲量・大きさともに寂しい時期が続いていたが、今年は例年よりも漁獲量は多い様だ。
今回食べたサンマもここ数年スーパーで見方サンマよりも身が大きく厚みがあった。
サンマとサバは大好物なので、久し振りに旨いサンマが食えて大満足。
これなら日本酒とキリンの秋味で一杯やりたい!ところだったが、車だし用事もあるし…で断念。
次回は夜にお酒とサンマで静かな秋の夜を愉しもうと思う。

 

hb.afl.rakuten.co.jp

 

【おまかせ定食】

 

【サンマの塩焼き定食】

 

 

【関連記事】

apple2019a.hatenablog.com

apple2019a.hatenablog.com

apple2019a.hatenablog.com

apple2019a.hatenablog.com

盛夏の東山ランチ(2023年7月) 金沢市「割烹東山」

梅雨らしい日々もなく夏に突入した7月。
もう体調が付いていけない程に暑い日が続き、もうおそうめんを茹でるガスコンロの火さえも避けたくなった我が夫婦は、割烹東山へ涼と美味しいご飯を求め、暖簾をくぐった。

今回は夫婦ともにおまかせ定食(900円)をチョイス。
メインが「芽鯛と長いもの刺身」だったので、暑さをしのげるさっぱりとしたご飯を欲しておませにした。
「サワラのタルタル焼き」と「手羽中と冬瓜・ナスの炊き合わせ」も意外に脂が多そうな食材の割にはサッパリとしていて、夏バテした体でも美味しく食べられた。
これで900円はやはりお得。
和食ランチを食べたい時は東山で決まりです!

 

hb.afl.rakuten.co.jp

 

 

【関連記事】

apple2019a.hatenablog.com

apple2019a.hatenablog.com

apple2019a.hatenablog.com

apple2019a.hatenablog.com

晩冬の東山会席(2023年2月) 金沢市「割烹東山」

金沢の2月と言えば雪と旨い魚介。
と来れば金沢の地酒と割烹でしっぽりとやりたくなり、奥さんに車を出してもらって「割烹東山」さんで晩酌を兼ねた夕食を食べに行った。

奥さんはお酒飲めないので海鮮盛りだくさんの定食が食べたい!との要望。
そこでお刺身や焼き物等が5品付く「おまかせ膳(1,650円)をチョイス。
日替わりメニューの様だが、この日はお刺身・イカゲソ焼・蟹身入りのモズク酢・炊き出し・チャンジャの豪華な御膳。
量も多く1,650円なら満足な一品だ。

自分は晩酌時はご飯を食べないので、アラカルトで注文。
まずはビールで喉を潤すと、刺身盛り合わせ1.5人前をお願いした。
盛り合わせは一人前1,300円からとのことで、1.5人前の値段は不明だったがそこは聞くのは野暮なので値段不詳のまま注文。ちなみに自分は貝類が苦手なので、貝類を除いて盛り合わせ出来るか確認したら、快く貝抜きで造っていただいた。
流石に冬の日本海の幸は脂がのって旨い。綺麗な盛り付けも相まって酒が進む。

刺身以外にも天ぷら・西京焼き・豚角のとろかつ等と日本酒を満喫。
奥さんのおまかせ御膳と合わせて8千円くらい飲み食いしてしまったが、十分に価格に見合った割烹の品々だった。
閑かなお店だし、まだまだ通いそうだな…

hb.afl.rakuten.co.jp

 

 

 

【関連記事】

apple2019a.hatenablog.com

apple2019a.hatenablog.com

apple2019a.hatenablog.com

apple2019a.hatenablog.com

Twitter漫画で話題の残業ねこに似ている園田君 Dona Paula「おかえり園田君シリーズ 園田君」

今、Twitter漫画で話題の「残業ねこ」。
ウォーカープラスでも連載されているこの漫画は、作者のあおいしさんの実体験を基に、ブラックな会社風土や管理職の下で働く苦悩やメンタルヘルスの問題、そしてこの悪循環から抜け出すべく転職を決意し、転職活動から退職までを描く漫画だ。

www.walkerplus.com

無論、漫画の設定はフィクションだが、あまりにも横暴な上司、そして上司から無理難題を押し付けられる主人公の残業ねこを助けない事なかれ主義がまん延した職場…。
そんな悲しい職場環境の中で、ついつい出てしまう主人公の行動(深夜一人で残るオフィスで泣いてしまう、終電で人のいない電車で思わず文句をつぶやいてしまう…等)や、そんな職場でも助けてくれる同僚のありがたさ等、思わず共感し自然と涙が込み上げてしまうストーリーだ。

本作の登場人物は動物に擬人化されており、主人公の残業ねこはその名の通り白いねこで表現されている。
個人的に残業ねこの話が好きで毎回楽しみに読んでいるのだが、読みたびに何か似ているな…と思っていたら、思い出した、「彼」でした。

抱きぐるみでシリーズ化されている「おかえり園田君」シリーズの主人公、園田君。
Dona Paulaから発売されているふわっとした抱き込ごちが最高な抱きぐるみで、サイズは50cmと100cmがあり写真は50cmサイズ。
園田君はボケっとした顔をしていて眉毛がありませんが、園田君を見ているとついつい残業ねこを思い出し枕を濡らす日々‥

まあこの記録的猛暑の今夏に抱きぐるみは不要かもしれないが、大きな顔をお腹の割には手足が短いのが愛らしく、寝るときに抱き枕として愛用しています。
このサイズで税込3,630円と中々のお値段だが、個人的にはメンタル疲労時の癒しや睡眠時の安眠導入用に使えばコスパが良いと思います。

CHELSEA NewYork等の雑貨店や、Amazon楽天の通販でも購入できるので、残業ねことともに気になった人は是非ともチェックしてみてはいかがでしょうか。

hb.afl.rakuten.co.jp

 

 

【関連記事】

hb.afl.rakuten.co.jp

hb.afl.rakuten.co.jp

apple2019a.hatenablog.com

加賀百万石の伝統様式美とシンプルモダンな建築美が融合した寛ぎホテル 金沢市「HOTEL AMANEK金沢」

金沢の繁華街と言えば、片町・香林坊エリア。
片町は居酒屋やバー・クラブ等が軒を並べる歓楽街、香林坊は百貨店やブランドショップ、用水路沿いの小規模ショップに迎賓館や兼六園・公園・武家屋敷・美術館等が集まる商業・文化エリアだ。
また近江町市場やひがし茶屋街等へのアクセスも良く、片町・香林坊エリアを拠点にすれば金沢の主な観光が出来る便利なエリア。
なので、片町・香林坊にはアパホテルを代表に多くのホテルや旅館があるのだが、そんな競争が激しいエリアで、2022年8月に片町のスクランブル交差点近くにオープンしたのが「ホテル アマネク金沢」だ。


目次

 

1.アマネク金沢

アマネクは全国8か所で『旅と街をつなげる「私のホテル」』をコンセプトにホテル展開をしており、ホテルが立地する地域の文化や歴史と、現代風のシンプルモダンな内装やサービスを融合させたホテルとなっている。

amanekhotels.jp

ホテル アマネク金沢も金沢の伝統工芸である九谷焼や金箔、伝統芸能である獅子舞等をフューチャーしたロビー・ラウンジとなっている。
一方で、純和風ホテルではなく、ハイアット等の現代ホテルのデザインやサービスも踏襲しており、カジュアルオフィスの様なロビー(受付がどこかわからん)や、ウエルカムドリンク・フィットネスジムの設置等、県外の人はもちろんのこと、海外旅行者にもグローバルなホテル設計やサービスの中で石川の伝統様式を楽しんでもらえる造りになっている。

 

2.客室

今回宿泊した部屋は「アクセシブルタイプ(バリアフリー対応)」のダブルルームなのだが、25㎡の広さがありベットもキングサイズベッド(W1800mm)なので、二人で寝ても狭くなく、ゆったりと横になることができる。
ちなみにアマネク金沢のスタンダードツイン・ダブル及びファミリータイプの客室は、バスが付いておらずシャワールームのみとなる。アクセシブルルームのみバリアフリーの観点からバス付のユニットバスタイプの客室となっているため、ゆったり風呂に浸かりたいなと思い、空いていたアクセシブルルームを予約させてもらった。
部屋内は新しくオープンしたホテルだけに綺麗でシンプルな装いになっており、25㎡の広さもあってゆっくりと寛ぐことが出来る。
チェックアウトは11:00なので、朝食後ものんびりと休んで出かけることが出来るのも嬉しい。
ドライヤーやケトル等の基本的なアメニティがそろっているのもありがたい。

 

3.大浴場

客室は基本的にシャワーブースしかないので、大浴場があるのは嬉しい。
とは言っても温泉ではなく、浴場もそれほど広くはないのだが、それでも体を伸ばして湯に浸かれるのは気持ちがいい。
大浴場内は照明を暗めにしており、天井に月明りを模したライトアップをする等、洞窟で入浴している様な感覚になる。
コンセプトとしては面白いが、狭い所が苦手な人は少しつらいかもしれない。
洗い場の数も少ないので時間によっては混みあう可能性もある。
今回は15時にチェックインして速攻で大浴場に行ったので他の入浴者はおらず、狭めとは言えゆっくりと入浴を楽しむことが出来た。
欲を言えばもう少し湯温が高い方が個人的は良かったが。
(入浴時間15:00~24:00、翌日6:00~9:00)

 

4.朝食

ホテル アマネク金沢の朝食はメイン料理が小皿料理で提供され、ご飯やみそ汁、サラダやとろろ等の薬味、デザート等はブッフェ形式となる。
石川の食材を使用した献立は無論美味しいのだが、九谷焼の小皿で提供されるメイン料理はそれ自体が一幅の絵画の様に美しく整っており、目で料理を愛でることができるのも特徴の一つだ。
確かにこれはインバウンドや県外の観光客も文化体験をしながら朝食を楽しめるので、良いコンセプトだと思う。
自分自身も九谷陶芸村で九谷焼の長皿や小皿を買ったり(訳アリ品等の安い食器だけど…)眺めたりするのが好きなので、食べるだけでなく目で楽しめる朝食となった。

 

5.まとめ

宿泊時は2月の平日でオープン記念価格での宿泊プランを選ぶことができ、朝食付きのアクセシブルルームが大人二人で12,420円での宿泊だった。
ウエルカムドリンクやコーヒーのサービスもあっての価格だったので、非常にコスパが良かった。
オープン記念プランは24年6月まで実施の様だが、アクセシブルルームは予約でいっぱいの様だ。
スタンダードダブルの部屋でも最安値で大人二人17,640円となっており、7月~10月の観光シーズンは3万円前後と高額になっている。
自分の様に平日であれば1万円前後で泊まれる日が多いので、休暇を取って金沢観光の拠点として宿泊すると非常にコスパが良いと思う。
個人的にも片町・香林坊で祭りやイベントがある時に、また宿泊したいな思うホテルだ。

hb.afl.rakuten.co.jp



【関連記事】

apple2019a.hatenablog.com

apple2019a.hatenablog.com

apple2019a.hatenablog.com

apple2019a.hatenablog.com

apple2019a.hatenablog.com

広大な温泉露天風呂と極上の会席料理でまどろむ金沢の奥座敷旅館 石川県能美市「辰口温泉 たがわ龍泉閣」

すでに半年以上前の話だが、昨年末に一年の疲れと垢を落としに近場の温泉地で一泊してきた。
石川県内だと加賀屋で有名な和倉温泉山中温泉山代温泉片山津温泉粟津温泉、金沢の奥座敷として有名な湯涌温泉等があるが、湯涌温泉同様に金沢の奥座敷として知られる辰口温泉も石川県民には有名な温泉地の一つだ。

辰口温泉は金沢市内から車で40分程の場所にあり、田園や丘陵地に囲まれた自然豊かな地域。金沢市近隣に立地することから日常的な温泉利用や宿泊はもちろんのこと、年末年始の忘年会や新年会でも泊まりで利用することも多い、まさに金沢の奥座敷と言える温泉地だ。
辰口温泉は「まつさき」「たがわ龍泉閣」「旅亭 萬葉」3軒の温泉旅館から成る小さな温泉地だが、いずれの旅館も奥座敷だけに高級な温泉旅館。
今回はその中でも比較的リーズナブルに宿泊できるたがわ龍泉閣へ行ってきた。

www.ryusenkaku.com

 

たがわ龍泉閣の特徴は何といっても、広大な露天風呂「田んぼの湯」。
石川の名峰・三霊山の一つである白山と辰口の田んぼの中に広がる6つの露天風呂。
男女混浴で入れるの特徴で(入浴時に専用の入浴着を着用)、家族で風光明媚な露天風呂を楽しむことが出来る。
今回は年末の極寒の時期だったため露天風呂に入らなかったのだが、この田んぼの湯を目当てに宿泊する人は多い。
露店風呂以外にも、こちらも広々とした大浴場や庭園を眺めながら入浴できる小浴場、貸切風呂等の浴場も充実しているので、悪天候の日や混浴に抵抗がある人でも温泉を楽しむことが出来る。
泉質は塩化物泉でクセがなくサラッとした湯触り。長く浸かっていても湯あたりしにくい優しい温泉だ。


館内は典型的な和風温泉旅館の風情だが、暖炉があるペンション風の箇所(お食事処「源屋茶屋」の前室)もあり、夜になると和洋両方の情緒が感じることができる。
個人的にはこの全室で、冬の長い夜は椅子に腰かけ想いにふけ、夏は星空を見ながら涼みリラックスしてみたい場所だ。
客室は露天風呂付豪華客室と一般客室からなり、両方ともにベッドルームの客室も用意されている。
今回は一人一泊20,900円(年末価格です)の龍宮殿本館にある一般客室に夫婦で宿泊。
会席はスタンダードな「加賀の彩ごよみ」プラン。宿泊時は年末だったので嬉しいことにずわい蟹がメニューにあった。そんなに好きではないが、やはり北陸に住んでいたら年に一度は蟹を食べて冬を感じたいのでありがたい!
それでは、たがわ龍仙閣の館内を写真で紹介。

hb.afl.rakuten.co.jp

 

■外観とロビー

 

 

■客室

 

■夕食

 

■朝食

 


年末とは言え一人20,900円は流石に高いなと思ったのだが、各種宿泊割引を使用出来たので、結果的に一人13,000円程で宿泊となった。
名物の露天風呂には入れなかったが、北陸の美味しい料理と優しい湯、風情のある館内でのんびりできたことを考えるとコスパの良い宿泊になった。
たがわ龍泉閣の一般客室は10畳+広縁がスタンダードで少し狭くはあるが、古さや汚さはなくリラックスできる客室。温泉浴場も綺麗で貸切風呂があるのも嬉しい。
今回泊まった一般客室なら宿泊費は15,000円~20,000円くらいの相場の様なので、石川の温泉地としては穴場だと思う。
辰口温泉は山側環状線沿いにあるので、国道8号線北陸道からのアクセスも良い。
石川や北陸に在住の人なら、多くの観光客で賑わう有名温泉地よりも辰口温泉でゆっくり湯治するのはいかがだろうか。

 

【関連記事】

apple2019a.hatenablog.com

apple2019a.hatenablog.com

apple2019a.hatenablog.com

apple2019a.hatenablog.com

部屋付き天然温泉檜風呂と美味しい食事で寛ぐ至福のドーミーイン 富山市「剱の湯 お宿野乃」

まだまだ忙しい毎日が続く中、実家の所用で富山に帰省したついでに温泉で疲れを取りたくなった。
急な思い付きだったが楽天トラベルで調べてみると、富山市内にある「剱の湯 御宿野乃」のモデレードダブルプランが大人2人で16,000円(宿泊時)だったので、勢いで予約して宿泊。
ドーミーイン系列の御宿野乃は、天然温泉の大浴場が魅力の一つだが、富山にある「剱の湯 御宿野乃」は標準客室の多くに天然温泉檜風呂が設置されており、大浴場に行かなくても宿泊部屋で温泉に浸かれるのが特徴となっている。
(ツインルーム等の一部客室は檜風呂が無いので予約時に注意)

hb.afl.rakuten.co.jp

今回はモデレートダブルルームだったので天然温泉檜風呂が付いていたのだが、風呂自体は成人男性が浸かるには、正直少し狭い。
アパートの風呂よりも小さいので体が大きい人はきついかもしれない。
しかし、他人を気にせずいつでも温泉に入れるのはとても有り難い。本当は大浴場にも行って体を伸ばす予定にしていたのだが、結局部屋の風呂に何度か入ったら満足してしまい、大浴場にはいかずじまいだった。
見た目は塩化物泉の様な琥珀色の湯だが、泉質はヌルっとしたアルカリ単純泉。肌によく馴染んで体の芯から温まり疲れがとれた。

あとドーミーイン系列と言えばお楽しみは、夜の「夜鳴きそば」と朝食の「バイキング」。
夜鳴きそばは無料で提供される醤油ラーメンなのだが、シンプルがゆえに旨い。
一般的な町中華で出てくるようなレベルのラーメンなのだが、このレベルが無料とは驚きだ。
夕食後に部屋の温泉にゆっくり浸かった後に食べるラーメンは本当に旨い。

朝食のバイキングは大江戸温泉等と比べると品数が少ないと思うが、海鮮や地元食材等を中心にした献立となっており、富山の名産を活かした朝食になっている。
(海鮮が苦手な人は選べるメニューが少なく、物足りないかもしれない)

アフターコロナ後は旅行ブームが高まっているようで、ホテルの宿泊価格が高騰しつつあるが、今回は部屋付き温泉に旨いラーメンと朝食が一人8,000円で楽しめたので、かなりリーズナブルだった。
金沢の御宿野乃では標準客室には風呂付客室が無かったので、帰省がてらにまた富山の御宿野乃を利用したいと思う。
富山駅から徒歩で10分程のロケーションで、駐車場も隣接の提携有料駐車場なら24時間で1,200円で利用可能なので、富山で温泉旅行を計画するなら剱の湯 御宿野乃を宿泊先の候補に入れて検討してみてはいかがだろうか。。

 

【関連記事】

hb.afl.rakuten.co.jp

hb.afl.rakuten.co.jp

apple2019a.hatenablog.com

apple2019a.hatenablog.com

apple2019a.hatenablog.com

金沢駅前の刺し盛にハズレが無いお洒落な炉端焼き割烹 金沢市「旬炉 十万喜」

先日、休日出勤で金沢駅近くのオフィスに仕事に行ったが、帰りが19時を回ったので駅前で食べて帰ることにした。
久々に一人での外食。それならお財布の中身は気にせずに「食べたいものを食べる!(無論酒も飲む!)」、自分版の「孤独のグルメ」を実践することに。
しかし、休日の19時30分、そして金沢駅前。どこもかしこも非常に込み合っている。
吾郎さんの様に「マズい、お腹がすてきたぞ…」と別院通りのお店を巡っていると、「旬炉 十万喜」を発見。
このお店はコロナ前に会社の先輩や来客、知人等と少人数で旨い魚と酒を楽しむときに良く足を運んだお店。
コロナ以降は飲み会や会食が無くなったので久しく来ていなかったが、久し振りに十万喜の旨い刺身を食いたくなって、思い切って入店してみるとカウンター席が空いているとのこと。

無事に入店し、メニュー表を眺め最初の一品を注文。
繰り返しになるが、十万喜は個人的には刺身が旨い店だと思っている。
なのでまずは刺し盛一人前(1,600円)を注文。
その際、貝類が苦手なことを伝え、別の肴か抜いてもらえるようお願いすると、「別の魚にしますよ」との返事が。
無理なお願いにも快く対応してくれる気配りが嬉しい。
刺し盛が来るまでお通しを摘まみながら、生ビールで喉を潤す。


そしてテーブルに運ばれた刺し盛を見てびっくり。


これで一人前1,600円⁉
7種が2切ずつ入っているから、これは2人前ではないのか?
タチウオ、アジ、甘エビ、イカ、マグロ、ブリ、スズキと、超豪華。
他の店なら3種盛で900円~1200円くらいなので、十万喜の刺し盛はお得感が満載。
そして、タチウオやアジ、ブリ、マグロ等は程よくネットリとした脂が乗っている。新鮮なのもあるだろうが、旨味や脂が凝縮されるよう寝かしているのかもしれない。

 

新鮮で濃厚な旨味が凝縮された魚を食えば、当然うまい酒が欲しくなる。
「一本義」で有名な福井県勝山の一本義久保本店の「伝心」純米の冷酒1合(1,000円)を刺身に合わせ、ついでに炙り明太子(600円)を注文。
個人的には、カリカリに良く焼いた明太子が好きなので、注文時にカリカリに焼いて欲しいとお願いしてみれば良かったのだが、さすがに気が引けて言えなかった‥
表面は良く焼けているが、中身は半分生の絶妙な焼き加減なので、炙り程度が好きな人にはピッタリの逸品。

 

 

伝心で刺身と炙り明太を堪能し、次は軽めに蓮根の天婦羅(700円だったかな?)と能登の地酒「宗玄」純米吟醸のグラス(880円)を注文。
蓮根天はサクッと揚がっており蓮根の歯ごたえもよい。
宗玄の少し重い純米吟醸でも相性がよく、非常にあっさりと美味しく頂ける一品。

 

 

そして、そろそろ肉料理のオーダー。
牛肉は2,000円程だったので、能登もち豚の炙り焼を(1,000円程だったかな…)注文。
お酒はチューハイの生レモン(600円)に。

丁寧に炙られた豚肉の香ばしい香りと柔らかな肉質に脂。
旨い、旨すぎる。その薫香と脂の余韻をしばし口内で味わい、レモンサワーですっきりリセット。
この繰り返しが非常に幸福な時間だ。

 

肉料理の後は、〆に季節料理である筍の若竹煮(600円)と茶そば(700円)を注文。
若竹煮は想像よりも固かったが、春を感じさせる一品。
茶そばとともに〆にピッタリだった。

 

結局、この日は一人で約1万円の支払い。
5年ぶりくらいに豪遊してしまった‥。
いや、板前さんやスタッフさんが時折声を掛けてくれてるので、嬉しくなって色々と注文しちゃった結果ですが…。
久々の十万喜だったが、やはり刺し盛と炙り料理のコスパの良さが飛びぬけている。
そして地酒と焼酎の種類も多く、料理に合わせて色々な酒を楽しむことが出来るのも魅力の一つ。
お通しを見ても分かる通り、板前さんのレベルの高い料理は非常に美味しいが、少し値段は高いかもしれない。(そうは言っても高級料亭や割烹よりは格段に安いよ!)
しかし、ハレの日に本当に旨いものを食べたいなら、十万喜に来れば間違いはない。
和モダンを標榜したお店だが、店内やスタッフはオシャレで気配りも素晴らしく、少人数の会食やデート等にも喜ばれるお店。
金沢観光の人も地元の人も、一度は足を運んで十万喜の料理と至福の一時を堪能してもらいたい。

 

【関連記事】

www.syunro-tomaki.com

hb.afl.rakuten.co.jp

hb.afl.rakuten.co.jp

青空に妖艶になびく紫藤の花 白山市「松任グリーンパーク」

晩春から初夏にかけてはツツジが見頃だが、鬼滅の刃でお馴染みの藤もまた全国各地で最盛期を迎える。
石川県内でもいくつか見所があるが、今年は毎年足を運んでいる「松任グリーンパーク」の藤棚を見に行ってきた。
昨年よりも花や枝の量が少なく感じられ、例年より藤棚の高い位置に花が咲ている様に感じられたが、それでも藤の良い香りが漂っており、妖艶な紫の藤が公園のいたるところで鑑賞することが出来た。
紫の花以外にもピンクがかった花の株もあり、そちらもポップな雰囲気で綺麗。
当日は風が強く花が揺れて見づらいシーンもあったが、そよ風に靡く藤は本当に艶美な風情があると思う。
見頃は5月上旬とのことで、GW中なら満開の藤棚を見ることが出来るだろう。

松任グリーンパークは大乗寺丘陵公園と同様に山側環状線沿いにある公園だが、金沢駅からはバスで1時間程と遠方に立地しており、バスの本数が少ないことから、車での来訪がおススメ。
石川県内や富山・福井等から車で観光に来ている人ならアクセスしやすい場所にあるので、加賀温泉や小松方面にお出かけの際はドライブついでに立ち寄って、藤の風情と香りを楽しむのも一興ではないだろうか。

 

【関連記事】

www.city.hakusan.lg.jp

満開のツツジが咲き誇る金沢市民の憩いの場 金沢市「大乗寺丘陵公園」

年末に記事をアップしてから長らく更新できていなかったが、今年のGWは9連休になったので、久し振りに石川県内の名勝やお宿の体験記をアップしていきたいと思う。

今回は、満開のツツジが見頃の金沢市大乗寺丘陵公園」。
山側環状線沿いにある大乗寺丘陵公園は、その名の通り丘陵地帯にある公園で年間を通して、桜や梅、紫陽花、ツツジ、そして紅葉等、様々な木々や花を観賞できる金沢市民の憩いの場である。
環状線沿いにあるので車でのアクセスは良好な上、金沢駅からもバスが通っており、同じ環状線沿いにある金沢国際ホテルや、金沢の奥座敷である辰口温泉のたがわ龍泉閣等からも近く、電車やバス等の公共交通機関で金沢を観光されている方でも足を運びやすい公園だ。

春先は桜や梅が見頃だったが、4月下旬から6月初旬にかけては公園の斜面部分に広がる13,000株のツツジが一斉に咲き誇り、さながら赤や白の絨毯が広がっているかの様な壮大な光景が広がっている。
5月2日に訪問した際には晴天が続いたせいかすでに枯れ始めている花もあったが、その壮大に咲き誇る風景は圧巻だった。
ツツジ園の中を歩くとまるでバラ園の様な造りになっており、赤や白、ピンクの花が整然と咲いている様子は、遠目から見るのとはまた違った美しさを醸している。
晴天の青空と新緑の木々とのコントラストも非常に綺麗だ。

今年は天気が良く日当たりが良いので、まだ蕾の株もあったが枯れるのが早い気がする。本記事出稿時にはだいぶ満開になっていたので、GWに金沢観光で来澤されたかたは、是非足を伸ばして金沢のツツジを堪能してもらいたい。

 

 



【関連記事】

www4.city.kanazawa.lg.jp

金沢駅から車で40分の温泉宿】

hb.afl.rakuten.co.jp

【山側環状線沿いの静けさと緑に囲まれた宿】

hb.afl.rakuten.co.jp

料理を引き立てる最高の古々酒純米吟醸酒 福光屋「黒帯 飄々 古々酒純米吟醸」

12月に入り大雪予報が出ていたので、少し早めの12月中旬に実家に帰省。
コロナ前は大晦日に夫婦で実家に帰省して一泊し、夜は家族で旨い酒と味噌鍋やお刺身で一杯やるのが恒例だったが、親の持病等もありここ三年は日帰り帰省のため親と酒を飲む機会が無くなってしまった。
そのせいか、親もめっきり飲酒が減ったとのこと。
まあ健康には今の飲酒量が良いのだが、折角の年始くらいは旨いお酒で迎えて欲しいと思い、少し上等なお酒を贈ることにした。
そこで今回セレクトしたのが、福光屋の「黒帯 飄々 純米吟醸」。
イオンモールのリカーショップで720㎖(4合瓶)を税込2,743円で購入。
福光屋のオンラインショップだと化粧箱付きで税込3,017円だったので、年末の安売りだったのかもしれない。

黒帯」は金沢の料亭等で認められた、料理を最大限に引き立てる食中酒。
コンセプトは「旨くて、軽いこと」。
酒米山田錦と金紋錦を使用した吟醸酒を長期熟成したお酒なので、華美で妖艶な吟醸香ではなく、上品なコクとキレのバランスが良い、角が取れたマイルドなお酒になっている。
そしてもう一つのコンセプトが「燗あがり」でも旨いこと。
「燗も善き哉。冷も善き哉。」を命題にした酒造りをしており、燗酒にすると古酒特有の風味はあるが、金沢らしい上品な純米吟醸酒になる。

黒帯は特別純米の「悠々」は飲んだことがあるのだが、「飄々」は今回はプレゼントで飲めずじまい。
個人的には長期熟成酒は苦手なのだが、悠々はクセが無い飲みやすいお酒だったので、次に帰省した際には、親と一緒に「飄々」で盃を交わしたいものだ。
新しい年を華美な吟醸酒で迎えるのも良いが、金沢らしい上品なお酒を所望される方は、黒帯 飄々 純米吟醸で祝い酒を挙げてはいかがだろうか。


ー黒帯 飄々 古々酒純米吟醸

 

 

【関連記事】

www.fukumitsuya.co.jp

hb.afl.rakuten.co.jp

hb.afl.rakuten.co.jp

apple2019a.hatenablog.com

hb.afl.rakuten.co.jp