絵本見学を終え、ムーゼの森から軽井沢方面に車を走らせると、「塩沢湖」「軽井沢タリアセン」の標識が見える。予定にはなかったが折角なので湖を見てみようと寄ってみると、多くの人で賑わっている。調べてみると塩沢湖を中心に庭園や美術館、移築した別荘建築等がある軽井沢文化を凝縮した公園との事。
入園料が大人800円だが、面白そうなので行ってみたが素晴らしい場所だった。
改札を抜けると左手にショップがあり、さらに進むと塩沢湖が見えてくる。塩沢湖周辺にはカモやコイが生息しており、湖畔から見える木々の緑と相まって美しい風景。
湖を入口方面から時計回りに進むと「ペイネ美術館」「深沢紅子 野の花美術館」が途中にある。それぞれ入館料が必要なので今回は入らなかったが、明治期の別荘建築は外観だけでも見る価値がある。
そしてさらに湖畔を進むと、昭和6年建築の「睡鳩荘(すいきゅうそう)」が見えてくる。湖畔に佇む別荘はまるで風景画の様。そういえば「タリアセン」とはウェールズ語で「輝ける額」という意味だそう。まさに塩沢湖のそばに建つ睡鳩荘はタリアセンの様だ。こちらは公園の入園料のみで入館可能なので中に入って見学。
昭和6年にW.M.ヴォーリズの設計により建てられ、帝国生命や三越の社長をつとめた朝吹常吉の別荘として使われていた建物だが、まさに当時の財閥のトップが住むに相応しい別荘で、建築様式も調度品も日本建築とは異なる欧米様式。庶民が文化住宅に住めるようになった頃、明治から昭和にかけての華族や政財界のドンは避暑地にこんな別荘を建てて住んでいたのかと思うと、しみじみと貧富の差を実感してしまう…
塩沢湖の反対側にあるイングリッシュローズガーデンはまだバラの季節ではなく花は少なかったが、たまたま咲いていたチューリップと愛くるしいカモの親子のおかげで楽しむことが出来た。
軽井沢タリアセンにはショップやレストランもあり、全体を見て回るには半日は必要な感じ。駐車場もあるので小さな子供連れでも車で行けば楽だと思う。ただ記憶にはないのだがHPによると駐車場は500円かかるみたいだ。(開園時間や料金は利用案内を参照ください)
バスも軽井沢駅から運行しているので、軽井沢旅行の際はぜひ明光風靡な湖畔の光景と軽井沢の別荘建築を見て欲しい。
入場ゲート付近
入場ゲート付近
ショップ
塩沢湖途中の橋
中の島
水辺の風景
睡鳩荘 外観
睡鳩荘 内観
睡鳩荘 内観
睡鳩荘 内観
睡鳩荘 内観
睡鳩荘 内観
睡鳩荘から湖畔の眺め
湖畔に佇む睡鳩荘
ローズガーデン
ローズガーデン
カモの親子
カモの親子
軽井沢バーガー(単品690円、ポテト・ドリンクセットだと+400円)
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