peach's blog

北陸のお酒や温泉をメインに徒然と綴っています。

 

富山に来たら鱒(ます)の寿司 富山市「青山総本舗 ますの寿司」

富山県のグルメと言えば、最近はブラックラーメンや寒ブリカニ等の海産物が有名だが、昔からある名物と言えば「ますの寿司」。青竹に固定された曲げわっぱの中に、笹の葉に包まれたサーモンピンクのます鮨が入っている光景は一度はテレビ等で見たことがあるはず。
富山県内には40店舗ほどあるが、お店によって味わいが異なる。
大きく分けると以下の3つになる。
・酸味(酢が強い)が強い系
・生味(レア感)が強い系
・旨み(味が濃い)系

お店によって、「酸味が強いが、レア感(生っぽい)ある」「酸味が強く、良く締まっている」等、色々なます鮨がある。
一番出回っているのは「源」のます鮨で、富山駅金沢駅、大型ショッピングセンター等で販売している。鱒は程良く酢で締まっており、バランスの良い旨みとなっている。一方で切り身は他のお店に比べると少し薄い。
個人的には「レア感」「酸味」があるますの寿司が好みで、お盆に実家に帰省した際に用意してもらったのが「青山総本舗」の「ますの寿司二段」2,900円。
ちなみに昔は2000円位だっと思うが、年々高くなっている…
ただ、青山のますの寿司は肉厚で酢飯も固めでギッシリで、食べごたえは十分。
高級な郷土料理になってしまったが、やはり富山県人としては節目には食べたいもの。
夏は素麺とますの寿司で日本酒をグイッといくのが通です。

なお、当然だがますの寿司は「生もの」。「源」以外のお店では、朝早くから店頭で販売しており、すぐに売り切れてしまう。そのため、旅行や出張等で富山に来てますの寿司を買う時は「午後にでも買おうかな」とのんびりしていると、お昼前には売り切れになっている可能性が高いので注意が必要。
また、酢で締めているので2日ほどは保存は効くが、基本的には当日中に食べたほうが良い。ただ購入してすぐに冷蔵庫に入れられる環境なら、1日冷蔵庫に寝かして食べるのも味がさらに締まって良い。

元々は駅弁だったりもするので、富山に来た際には旅のお供にますの寿司を買って、北陸の旅路を楽しんではいかがだろうか。


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             青竹に挟まれたわっぱ

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      開けてみると、綺麗なサーモンピンクのますの寿司

 

【関連サイト】

www.masuzusi.com

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