部屋付露天風呂でゆっくりと寛ぐラグジュアリーなホテル　山代温泉「リブマックスリゾート　加賀山代」

最近、京阪神の都心エリアや地方の主要都市でよく見掛けるようになったホテルチェーンのホテルリブマックス。
主にビジネスホテルを手掛けているが、温泉地や観光地ではリゾートホテルも手掛けている。
石川県でもここ数年で進出し始め、金沢駅前にビジネスホテル、山代温泉にリゾートホテルが出店している。今回は昨年（2018年7月）宿泊した「リブマックスリゾート加賀山代」のご紹介。
普段は粟津温泉の喜多八に泊まりに行くのだが、たまには山代温泉でゆっくりしたいと思いホテルサイトで検索していると、部屋付露天風呂のある宿泊プランを発見。
露天風呂付きのスーペリアが二人で19,400円のプランで予算より5,000円程高く、正直リブマックスはビジネスホテルのイメージで、それほど高級感があるイメージがなかったのだが、たまには部屋付露天風呂で、時間や混雑を気にせずにお湯につかってみたかったので宿泊してみた。

部屋は禁煙ツインのスーペリアルームで洋間となっており、客室に大人二人位が入れる丸い陶器製の露天風呂が付いている。露天風呂と言っても周囲は仕切りが入っており、光は入るが外から覘けない様になっている。
さて、スーペリアと言うくらいなので、一般的な客室より”ラグジュアリー”で”エレガント”なお部屋を期待していたのだが、実際には見た目は衛生的で広々としており、普通の客室より良い雰囲気ではあるのだが、床や壁の内装が安っぽい感じ。壁の隅等の細かいところに目をやると傷があり、気になって壁側に合ったベッドを少しずらすと、壁に穴が（笑）。まあ、ベッドに隠れている部分だし気にしなければ問題ないのだが…。
客室にはトイレと大きな洗面台が付いておりゆったりと使用できた。
そして部屋付の露天風呂は山代温泉のお湯が直接引いてあり、いつでも好きな時間にゆっくりと入浴できるのは最高だった。シャワーもついているので、ホテルの大浴場に行かなくても客室の温泉で先発も入浴も済ますことが出来る。
部屋の露天風呂で静かにお湯に浸かりながら、冷たいビールで喉を潤す瞬間は確かに贅沢な瞬間だ。

客室の露天以外にもホテル内にある大浴場も入浴が出来る。洗い場も湯船も広く大きくゆっくりと入浴できる良い温泉だった。泉質はアルカリ単純泉で少しつるっとした柔らかい湯触りの温泉。
ただ、当日は他のお客さんは少なかったのだが、大浴場の先客が何やら紋々の入った様な怖そうなお方。せっかくの大浴場だったが早々に上がり、改めてお部屋の露天風呂に浸かる。
こういう時に風呂付部屋は便利なのだが、やっぱり広い湯船で入浴もしたいもの。
なので、夕食後に改めて大浴場へ。他の宿泊客はいるものの、大きい風呂もやっぱりいいいもんだ。

ちなみに夕食・朝食共にレストランでのブッフェ。正直、食事はホテルブッフェと言うよりビジネスホテルのバイキングと言う感じで、そこまで高級な感じではない。分かり辛い表現だが、美味しいが高い金を出して食べたいと言うほどではない、と言うこと。
朝食はともかく、ディナーブッフェはもう少し美味しい物を食べたかった。
まあ、そんな不満感は大浴場で洗い流してお部屋に戻り、再びお部屋でお酒を嗜み、就寝前に部屋風呂で汗を流して、シモンズ製の別途で眠りにつけば全て良し。
と言う感じの温泉リゾートホテルでした。

値段的には一流ホテルのスーペリアよりも安価だし、温泉付きのお部屋であることを考えるとコスパはいいと思う。宿泊したスーペリアは一室しかないようたが、洋間と和室に分かれているセパレートツインの方が檜風呂等もあるようなので、そちらならラグジュアリーな雰囲気が出るのかもしれない。
高級ホテルやリゾートホテルで上品な料理や空間の楽しむのではなく、お洒落なワンランク上のシティホテルのつもりで泊まるならそこそこのお値段だと思うので、部屋付露天風呂を楽しみたいなら、石川の温泉では良い選択肢だろう。