peach's blog

北陸のお酒や温泉をメインに徒然と綴っています。

 

京都紀行④ 和宿で感じる京町屋の風情 京都市五条駅近く「和宿 里」

京都での宿泊と言えば、都ホテルリーガロイヤルホテル等多々あるが、町屋の宿泊も人気があると思う。
個人的には京都駅からの送迎もあり、素泊まりなら一人1万円以下でも宿泊できることが多いリーガロイヤルホテルを良く使用していたが、今回は嫁さんと初めの京都旅行だったので、ベタな京都旅行を満喫すべく町屋に宿泊。
食事は京都市内の川床やモーニングで済ませる予定だったので、素泊まりで予約できた「和宿 里」さんに宿泊。
宿にも駐車場があるとのことで車で向かったのだが、宿は見つけられたものの駐車場がどこにあるかわらず。宿も通りすぎてしまい、京都の細い一方通行の道を引き返せずに改めて付近の街並みを一周して宿に再到着。嫁さんに宿へ聞いてもらい店員さんに駐車場へ案内してもうら。駐車場は2台分程だが非常に狭く、コンパクトカーなら何とか入れる大きさ。ミニバンとかなら停めれないかもしれない。一応、付近にコインパーキングもあるようだ。値段は失念したが宿の駐車場も有料(最大2,000円とのこと)だったが、コインパーキングに停めるよりは安かったはず。やはり京都は不慣れな人が車で来ない方が良いと思った…。

宿泊した宿は「和宿 里」だが、フロント(受付)は「京宿 ロマン館」になる。
京都に限らず町屋やペンション等でたまにある複数棟で経営しているパターンで、「フロントはA館、宿泊施設はA館、B館、C館、大浴場はC館のみ」のようなケース。
そのため、最初に車で「里」の前まで行った時は店員がおらずあたふたして、少し周囲を歩いてみたら「京宿 ロマン館」が見えて受付けできた次第だった。

宿は町屋をリフォームしているだけあって、土間や板間等、趣きがある。
また内装もリフォームされており清潔感はある。ただ町屋住宅なので、部屋によって角部屋や屋根裏部屋の様な場所もあり、バス・トイレ付の部屋と付いてない部屋もある。直接見てはいないが、ふすま一枚で隣の部屋と仕切られているケースもあるようだ。(以前宿泊した別の町屋はそうだった)
今回宿泊した部屋は6畳間位のトイレ・バス付の部屋で二人で素泊まり12,000円程だったが、部屋にトイレやバスが無いとダメな人は難しいかもしれない。
また、以前宿泊した町屋ではエアコンが無く蒸し暑くて死にそうになったが、「和宿 里」ではエアコン付なのも良かった。
(ただし、ふすまで仕切られているようなお部屋だとエアコンも共有かもしれない)
また、一階に共有スペースの炊事場があり、冷蔵庫や電子レンジ、お茶等が飲めたりする。

宿泊した部屋がビジネスホテルタイプの間取りだったこと、また他の宿泊者も少なかったこともあり共有スペースも含めて快適に過ごす事ができたが、普段、ホテルに宿泊している人が初めて町屋旅館を利用する時は、色々な面で面食らうことがあると思う。
例えば、「部屋が狭い、汚い」「壁が薄い」「トイレやシャワーは共有」「冷蔵庫が無い」「門限がある」「食堂や共用の炊事場は別の宿にある(泊まった町屋から別の町屋に歩く必要がある)」等、町屋独特の決まりごとがある。
なお、「和宿 里」のアメニティー関係では、シャンプーとボディーソープ、そしてドライヤーは部屋にあるが何故かリンスはない。またタオル類は有料だ。
事前に確認していけば対処できる話ではあるが、一般的なホテルと同じだと思っていくとあとで困ることになる。
まあ、普通のホテル比べれば手間や不自由さを感じることが多いが、京町屋のシェアハウスだと思えば、共有でも炊事場もあればトイレもあるし、近所に銭湯もあり、京町での生活を体験できる。町屋生活を体験するのであれば、逆にホテルの様に全てが整っている方が不自然なのかもしれない。
建物や内装の装飾美や町屋の雰囲気を味わうと意味では「和宿 里」さんは良かったと思う。個人的には町屋に泊まることはあまりないと思うが、京の生活風情を体験したい人はしっかりと事前確認をした上で、「和宿 里」さんを始めとする町屋を利用するのも良いだろう。

ちなみに、「和宿 里」は「なごみの輪」が経営する旅館の一つ。他にも複数の町屋旅館があるので、まずは「なごみの輪」から好きな旅館を探した方が特色を理解しやすいと思います。
(口コミの確認や格安プランの有無については、各種予約サイトの確認をお勧めします)

※今回は写真は有りません。

【関連サイト】

www.nagomi-kyoto.com 

apple2019a.hatenablog.com