石川県の能登島と言えば、和倉温泉で有名な七尾湾にある島。
のとじま水族館やガラス美術館、沖合の筏での釣りなど、観光スポットやアクティビティが楽しめる島だ。
むろん漁業も盛んで、民宿や食堂でカキを代表とする美味しい海産物を味わうことが出来る。
今回紹介するのは、和倉温泉から能登島大橋で能登島に入ってすぐの所にある食堂「食事処 みず」だ。
ちなみに能登島に入るには上記の「①和倉温泉方面から能登島大橋で入島」の道と、こちらもカキの産地で有名な「②中島町からツインブリッジで入島」の二パターンの経路がある。
今回紹介の「みず」は①の能登島大橋の方から車で島に渡る経路で、橋を通過すると右手に広々とした駐車場があるドライブインが見えてくる。そのドライブインにお店がある。
看板などは無く駐車場の出入り口も目立たないので、初めて行く時は能登島大橋を渡ったら注意深く車を走らせた方が良いだろう。
外観は昭和の古びたドライブインの見た目で、知らない人なら入るのに勇気がいる風貌かもしれない。店内も年季の入ったテーブルやイスが並んでいて、綺麗なお店で食事ばかりしている人はびっくりするかもしれない。でもこれが地方の地元の雰囲気。海辺のバーベキュー場に来たと思えばわかりやすいかもしれない。お店は島のお母さま方が切り盛りしており、漁師町の女性と言うこともあってか活気が凄く話し方も元気がいい。
さて「みず」の売りは何と言っても定食。日替わり定食は500円、海老フライや焼魚の定食は700円、刺身定食は900円等々。他にも600円～1,000円の範囲でサバの味噌煮やトンカツやハンバーグ等の定食がある。
（定食の内容は店内の黒板に書いてあるが、分かり辛い時もあるので、その時は店員さんに確認した方が早いかも。）
そしてこのお店のルールとして、定食のメインが出来上がるまでの間に、メイン以外（小鉢、ご飯、みそ汁）は自分で配膳する。小鉢はたくさんの種類の中から３品を自分でセレクトできる。ご飯は自分で盛るので好きなだけ盛ることが出来る。ただしお代わりは有料（100円）となるので、大食いな人は最初にメガ盛りした方がお得だ。みそ汁も自分でよそう。
そうしてご飯や小鉢を自分のテーブルに運んでくると、すでにそれだけで自分好みの定食になっている。小鉢をおかずにご飯を食べていると、定食のメインが来るころにはお腹が一杯（笑）。
メインの刺身にしてもフライにしても焼魚にしても、やはり新鮮な素材を扱っているので臭み等が無くホクホクしていて旨い。むろん島のお母さまの料理なので荒いつくり方かもしれないが、そんな料理の仕方も含めてまさに「島のまま（ごはん）」だ。
また、冬場から6月ごろまではカキが食べれるので、カキを目当てに来る人も多い。
冬のカキなら一杯100円の時もあり、自分で網で焼いて食べることも出来るのでカキ好きにはたまらないだろう。（自分はカキが食べれないので大体刺身かフライが多い）
ちなみに、定食以外にも各種丼（自分で選べる小鉢2品付）やカレー、うどん・ラーメンの麺類（多くが500円程度）もあるので、海産物が苦手な人でも食事を楽しむことが出来る。
店構えや雰囲気、注文の仕方等がユニークなお店ではあるが、能登島で味わえる昭和レトロな食堂と新鮮な海の幸を安く楽しめるお店なので、和倉温泉や能登島へ観光に来た際には、ランチや休憩がてらに是非足を運んでもらいたいお店だ。
（能登島大橋を通過する際の海の眺めも綺麗で絶品ですよ～）
①刺身定食（900円）と日替わり定食（500円、この日はアジフライ）
新鮮な刺身の数々
大きめのアジフライが５つも！
自分と嫁さんの定食でそれぞれ3つ小鉢をセレクト。合計６つ！素朴な小鉢が多いがそれがまた旨い。
二人以上だと色んな小鉢をシェアできる。定食屋というより旅館のご飯みたいだ。
これであわせて1,400円！激安！
②別日の刺身とサバの味噌煮
この日は種類が少なくてかんぱちとサーモンが多めに。
サバ煮込み定食
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