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北陸B級グルメの定番と言えばハチバン! 金沢市「8番らーめん 犀川大橋店」

石川のB級グルメと言えば、金沢カレー、第七餃子、そして8番らーめん
金沢カレー8番ラーメンは石川県内はもとより富山、福井県でも昔から店舗があるので、焼鳥の秋吉を加えて、北陸の三大B級グルメと言っても過言ではないだろう。
さて八番ラーメンは、1967年に加賀市国道8号線沿いの田んぼの真ん中に第一号店がオープンしたのが始まり。八号線沿いのラーメン屋なので屋号が「8番らーめん」となった。その後フランチャイズ展開を行い、今では石川県内外に120店舗を持つチェーンとなっている。
さらに海外にもタイを中心に100店舗展開をしている他、居酒屋(八兆屋兆八)やビュッフェレストラン(野ふうど)等を展開している、グローバルかつ多角的な飲食チェーンだ。
石川で「はちばん」と言えば、8番らーめんを指すのが当たり前になるほど、8番らーめんは石川県民の胃袋に定着している。
なお蛇足だが、8番らーめんと言えば、富山に元サッカー選手の柳沢氏の家族が経営する店舗もあり、子供の頃に食べに行ったこともある。こちらの店舗は久しく言ってないが、休日にお店の前を通りかかるといつも込み合っている。繁盛しているようだ。
正直、昔の8番らーめんは、ラーメンも餃子もサイドメニューの唐揚げも家庭料理の様なあっさりとした味付けで、特に富山では醤油の濃口ラーメンが昔から口にされていたこともあってあまり美味しいと思わなかった。
しかし、時代が経つにつれ味やメニューも進化し、ドンドンと美味しいラーメンを提供するようになった。無論、旨い不味いは人の好み次第だが、チェーン店として及第点の味と言える。個人的にもものすごく美味しいわけでないし、石川の人もすごく旨いとは言わないし、東京の人が食べると美味しくないと言われることも少なくないが、ふと食べたくなったり、外食で食べに行くところを悩んだら「とりあえず8番行くか」になるのが石川県民だ。
また、個人的事情だが8番らーめんを経営している株式会社ハチバン株主優待がありハチバングループで使える飲食チケットがあることも8番らーめんに行く理由でもある。

さて、そんな8番らーめんの定番と言えば「野菜らーめん」。味噌醤油とんこつバター風味の5種類から選べる税込649円。中太麺とシャキシャキの野菜、そして自分の好みで選べるスープが堪らない。個人的には味噌と塩、豚骨は八番の野菜ラーメンに合うと思うが、醤油は野菜とスープがマッチしていない気がする。バター風味はまだ未体験だがこってりとした塩味に近いようだ。
値段的にも650円で野菜ラーメンが食べられるのは良心的な値段設定だと思う。
また、野菜ラーメンは税込561円で麺が半分の「小さな野菜らーめん」or「麺なし野菜らーめん(野菜スープ)」でも食べることが出来る。
そんな定番の野菜らーめんをもう少しガッツリ系にしたのが、「野菜こく旨らーめん(税込759円)」。濃厚豚骨スープをベースに小豆島産本醸造醤油とマー油ブレンドしたラーメン。野菜らーめんよりもコクがあり、野菜との相性も良い。
野菜らーめんの値段を考えれば手が出しづらいが、たまに行くと結局野菜こく旨らーめんを選択してしまう。
その他、餃子やチャーハンもありセットメニューにも出来る。地域によって内容や値段が異なるケースがあるので詳しくはHPのメニューを参照して欲しいが、季節限定メニューもあるのも良い。
(それでも野菜こく旨らーめんを食べてしまうのだが…)

物凄く美味しいわけでないのに何故だか食べたくなるラーメン、それが8番らーめん。多分、北陸から県外に出ている人は北陸で8番らーめんの看板を見たり、ラーメンの中に入っているハチカマ(8と書かれたなると)を見ると地元に帰省した気持ちになりホッとするだろう。観光で北陸に来た人は8番らーめんが北陸のソウルフードであることを理解したうえで、味や雰囲気を味わってもらうと格別に味わいになると思う。

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野菜こく旨らーめん。豚骨醤油とマー油のバランスがバッチリ!ハチカマがトレードマーク。

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