peach's blog

北陸のお酒や温泉をメインに徒然と綴っています。

 

正月に飲むだけではもったいない純米御神酒 福光屋「福正宗 純金箔入純米 御神酒」

成人式も小正月も過ぎ、もうお正月気分も抜けた1月中旬。
お正月飾りも片付けてしまったのだが、一つだけ忘れていたことがあった。
そう、御神酒を飲むのを忘れていた。無論御神酒は祝い席等のハレの日に用いる酒なので、お正月以外の時期に飲んでも一向にかまわないのだが、今のところハレの日の予定もないので新年行事も落ち着いた頃合いで飲むことにした。

毎年御神酒に買うのは福光屋の「福正宗 純金箔入純米御神酒」。
福正宗はそこまで好きな銘柄ではないのだが、純金箔が入っている純米酒でいかにも金沢らしいお酒なので、御神酒は福正宗と決めている。
180㎖で400円近くとちょっとお高いが、金箔入りならお手頃な価格か。

純米酒だが精米歩合は75%と本醸造よりも粗い磨き。アルコールも13度と低めなので純米酒としてのキレや芳醇さが足りなくて、金箔の見かけだけのお酒の気がするが、飲んでみるとこれが意外に旨い。
アルコール度が低いので端麗辛口ではないが、意外に深い芳醇さを感じさせる。
キレがない分ふんわりとした酒米の旨味が広がり、グイグイと呑めてしまう純米酒だ。
確かにお祝いの酒なのにキレが強い辛口では和やかな雰囲気にはならないだろう。
むしろ芳醇な香りが広がりほろ酔いになれるお酒の方が万人受けも良い。
ハレの日のに振る舞う食前酒やお神酒の下がりものとしていただくならば、これくらいの柔らかいお酒が向いている。
また、ボトルを上下逆さまにしてから机等にボトルを置き直すと、ボトルの底に沈殿していた金箔がふわっとボトルの中で広がる様が美しい。またお酒をグラスに注ぐ時も一度ボトルを逆さまにしてから注ぐと、酒器に金箔が入りやすくなる。

金箔を愛でながらお酒を愉しむことが出来る福正宗のお神酒。
通年での販売ではないが、年始のお神酒としては、値段も見た目も酒の味も三拍子そろった純米酒なので、令和三年を彩るお酒としてチェックしておくのも良いと思う。

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