peach's blog

北陸のお酒や温泉をメインに徒然と綴っています。

 

生貯の酸味が最大限に生きる吟醸酒 鹿野酒造「常きげん 吟醸生貯蔵酒」

ちょっと美味しいお酒で晩酌したい、そんな夜。
でもホイホイと高いお酒も買ってられない。4合瓶で買えば安くなるのだが、冷蔵庫に日本酒ボトルを並べるとスペースをとっちゃうし…
そんな時に便利なのがミニボトル。今回は北陸のお店ならよく見かける鹿野酒造の「常きげん 吟醸生貯蔵酒」。300mlで490円だが、精米歩合55%と大吟醸並みの磨きを考えれば手頃な価格だ。

常きげんは山廃が有名だが、天狗舞にしても山廃が好きではなく、基本的には吟醸酒純米酒本醸造あたりを良く飲む。ただ当たり前だが吟醸酒は高いので手が出づらいが、常きげんの生貯蔵のミニボトルシリーズは今回購入した吟醸酒が490円、純米酒が430円、本醸造が390円とリーズナブル。
ちなみに石川の旅館で常きげんを頼むと、だいたい生貯ミニボトルの本醸造が出てくる。

生貯なので飲み方はもちろん冷酒で。
飲んでみると柔らかい芳醇な酒米の甘みが広がっていく。そして芳醇な香りの後に広がる優しい酸味。
吟醸香はあまり感じられなかったが、程よく広がる深みのある甘みと、生貯ならではの爽やかな酸味のバランスが良いお酒。キレも感じられるが端麗感よりも芳醇さと酸味が際立つ吟醸酒。これで税込みで500円台ならお買い得だ。
毎年ひやおろしの季節になると真っ先に買うのが常きげんなのだが、ブランド全体を通じて言えるのは、華やかさはないかもしれないが、芳醇な酒米の甘みと酸味やキレのバランスが良いこと。いや、高い吟醸酒大吟醸は飲んだことが無いけど、きっとそうなんだと思う(苦笑)

これからしばらくは外食や会席の機会も減りそうだが、その分自宅で安くてうまい酒でゆっくり過ごす時間にしていきたいと思う。

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