peach's blog

北陸のお酒や温泉をメインに徒然と綴っています。

 

清水の様な透明感と上品な淡麗感が特徴の純米吟醸 吉田酒造店「手取川 酒魂純米吟醸」

石川の酒では、常きげんや萬歳楽、竹葉等を好んで飲むが、他にも全国的に有名な銘酒がある。それが吉田酒造店の「手取川」
明治3年創業の老舗酒蔵で、大吟醸は磨き50%以下、吟醸酒は60%以下、本醸造も70%以下を標榜して酒造りをしている酒造店。「あらばしり」の大吟醸酒等が有名。
個人的に手取川は風味が淡い爽酒が多い酒の認識で、芳醇な薫酒が好みの自分としてはあまり手を伸ばさないお酒だった。
だが5月に入り暑くなってきたこともあり、そろそろ淡い淡麗なお酒も欲しくなり、手取川を久し振りに購入した。

今回購入したのは「手取川 酒魂純米吟醸」のミニボトル(300ml)で670円。
少々高めだが、麹米は山田錦50%、掛米は五百万石60%を使用した精米歩合60%の純米吟醸酒で確かに高価なお酒なのもうなづける。
さっそく冷酒で飲んでみると、口開けの瞬間は淡い甘みとさっぱりとしたキレ。清水の様な透明感があるお酒だが、あっさりとしすぎていて風味やコクが強く感じられない。
しかし、キレに嫌味や辛みが無くスッと喉に吸い込まれていく。このさっぱりとしたキレは暑い時期には丁度良い喉越しだ。
そして口開けから少し時間が経つと少しずつ甘みと旨味が感じられるようになる。
口に含んだだけでわかるような芳醇さや吟醸香はないが、靜かな香りと甘みがじんわりと広がっていく純米吟醸酒だ。

華美で妖艶なお酒ではなく、凛としたキレと淡い甘みやコクが特徴的な「手取川 酒魂純米吟醸」。心地よい清涼感が感じられる萬歳楽よりもさらに淡麗にした風味に感じられるが、個人的にはもう少し香りや芳醇さが欲しい。ただ夏にはピッタリのお酒でもある。
手取川にはこのお酒以外に酒米に石川県産酒米である石川門を使用した「手取川 純米吟醸石川門 生原酒」もあるので、次は石川門の純米吟醸を飲んでみたいと思う。

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