コロナ以降は県内観光ばかり。たまには県外へ遠出したいと思い、福井県は勝山まで足を伸ばしてみることに。
生憎の曇り模様のお天気だったが、鶴来方面から車を飛ばして勝山へ入る。
勝山城博物館を見学し、せっかくなのでおろしそばを食べて、街中をブラブラ。
そう言えば勝山と言えば一本義の蔵元がある街。久しく福井の酒を飲んでいなかったので蔵元に寄って「一本義」と「伝心」を買っていくことに。
一本義久保本店に入って目に留まったのが、黄金色のラベルと化粧箱に彩られた大吟醸。一本義の中でもハレの日のお酒として売り出されている「一本義 槽搾り 純米大吟醸」だ。
精米歩合50%の山田錦を低温で醸造した純米大吟醸で、昔ながら製法である「槽搾り」でゆっくりとモロミを絞った、手間暇がかかった大吟醸。
720㎖で2,750円、300㎖で1,320円とやはり高価なお酒だが、久し振りの福井のお酒だし、たまには高級なお酒を飲みたいなと思い、お手頃な(と言っても720㎖の純米酒や吟醸酒並みの価格だが)300㎖を購入。
家に帰り冷酒にして早速飲んでみる。
お猪口に注ぐと甘く華やかな香りが鼻に抜ける。口に含むと上品な甘さと心地よい軽めの酸味が広がっていく。濃厚ではないが上品な芳醇さが全面に出ているお酒。
甘い風味と爽やかな酸味から変化する後口のキレが、甘く芳醇な香りや風味に対するアクセントとなっており、このキレが芳醇さをリセットし、良い意味で余韻を引きずらない。
しかし、また口に含むと甘く蕩けるような風味がパッと広がり、至福のひと時が続いていく。まさにハレの日に飲みたい一本。高いお酒ではあるが、4合瓶で買っておけば…と後悔した一本だった。
黄金色のラベルや化粧箱がまた豪勢な風情で、お正月にピッタリのデザイン。暮れの贈答用にももってこいの一本。
最高級の純米大吟醸酒と豪勢なデザインがまさにハレの日のお酒で、おせちや雑煮との相性も良いお酒。
2020年はコロナで大変な一年だったが、2021年の年明けはこの「一本義 槽搾り 純米大吟醸」でハレの日を祝って欲しいと思う。
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