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【ミニボトル】伝統製法と純米造りにこだわる蔵元の銘酒 水戸部酒造「山形正宗 純米」

北陸にいると東北、特に山形や秋田等の日本酒を目にする機会がないのだが、先月東京へ出張に行った際に寄った東京駅グランスタのはせがわ酒店に、全国各地の蔵元のミニボトルが置いてあったので、数銘柄を購入して帰宅した。
ミニボトルと言えば180㎖(一合)の五寸瓶が定番だが、今回も購入したのは全て五寸瓶。小さいので持って帰りやすいし、パッケージデザインもオシャレなものが多いので気に入っている。今は部屋が狭いのでやっていないが、五寸瓶を部屋のインテリアとして並べて飾ったりもしていた。北陸でも五寸瓶の取扱いが増えるといいのだが。

さて、今回紹介するのは山形県天童市に蔵を構える水戸部酒造の「山形正宗 純米
五寸瓶なのでサイズは一合で税込411円。精米歩合60%で度数は16度。
酒米山形県産の出羽燦々を使用している。
前回紹介した玉乃光酒造のパック酒純米吟醸(税込み308円)と比べると高いが、瓶とラベルデザインの費用もあるので標準的な価格だろう。

水戸部酒造は2010年から純米造りに特化した酒蔵。玉乃光酒造同様に醸造アルコールを添加した日本酒造りを廃止している。
(無論、醸アル添加が悪いわけでなく、むしろ転嫁することにより味の輪郭が整ったり良いキレの日本酒に仕上がるので、作り手や飲み手の好み次第)
また伝統的な「船搾り」を用いた上槽工程を行っており、手間を惜しまずに旨い酒を造ることを大切にしている蔵元だ。
そんな純米造りにこだわった蔵元の日本酒はどんな風味なのか気になり、山形正宗を購入した。

純米酒だが今回も冷酒でいただく。
口当たりは濃厚な旨味が広がる。甘味や酸味とは違った酒米出羽燦々の旨味なのだろう。キレは柔らかく酒米の旨味の後から広がっていく。
甘味と酸味は強くなく濃厚な風味が印象的だが、キレが強くないので最後まで旨味が口の中に広がる。
個人的にはもう少しキレが強い方が後口がサッパリして爽快に飲めると思うが、そう感じたのは暑い夏に飲んだからかもしれない。
これが秋から冬にかけてならば、この酒米の余韻がたまらないだろう。
冷酒よりも燗酒の方が美味しいと思う。

今回飲んだ純米酒は山形正宗では定番銘柄とのこと。
HPによると蔵人達も年間を通じて飲む日本酒とのことで、肩肘張らずに飲める心地よいお酒だそうだ。
コロナや夏の暑さに疲れ気味の日々に、芳醇な山形正宗の純米酒でリラックスする一時を過ごすのも良いのではないだろうか。

 

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