春と言えば竹の子の季節。
竹の子のえぐみが苦手と言う人もいるが、やはり春になったら竹の子を味合わないのは、桜を愛でないのと同じだと思う。
ということで、富山で一番美味しく竹の子を食べさせてくれる料理旅館の「おぐら館」に竹の子料理を食べに行った。
ただ、お部屋のトイレ等はは正直きれいではない部分もあり、多少の汚れでも気にならない人なら快適に過ごせるだろうが、潔癖症の人には少し酷かもしれない。
さて、肝心の竹の子料理だが、今回も例年通り、「竹の子定食」(3,600円)を注文。
ここのお料理は出汁が非常に美味しく、また、竹の子も柔らかい部分をふんだんに使用している。
そのため、味の染みた大きな切り身の竹の子を頂くことが出来る。
観光地でもない小杉町の料理旅館で、これほど丁寧な料理を堪能できるなんて考えられないが、だからこそ、毎年春になると足を運んでしまうのだろう。

竹の子定食(8品、3,600円)

竹の子の田楽(手前)と山菜の猪口(奥)

竹の子の酢の物

竹の子の炊き合わせ

お造り

竹の子ご飯とみそ汁

デザート
定食は以上の8品だが、今回は単品料理で陶板焼きと小鍋も注文。(どちらも840円)
小鍋は写真はないが、豚肉と竹の子と野菜を味噌出汁で煮たもの。非常に味噌出汁が美味しく、豚肉の出汁と脂が相まって絶品。
陶板焼きは小鍋を内容をバター焼きにしたものだが、こちらも美味しく仕上がっていた。

陶板焼き
とにかく竹の子を美味しく食べられる旅館だが、その分、お値段も高い。
料理価格の他、座席料と奉仕料が個別にかかってくる。それぞれ1,000円程だと思うが、若旦那のやる気のない対応を考えると、サービス料を払うのが馬鹿馬鹿しくなる。
それでも美味しい竹の子料理を食べたいなら、ここに来るべき。
ちなみに竹の子の旬は、5月上旬頃までの様。4月中に食べるのがベストの様だ。