それにしてもビールと言うと、あまり酒を飲まない人にとっては、どの銘柄を飲んでも「苦くて」「渋い」アルコールで大差がない印象のようだが、ビールをよく呑む人は味の違いがわかるようだ。
自分もビールは好きなので色んなメーカーのビールを飲むのだが、今回は限定醸造酒で味比べをしてみた。

中央:サッポロ冬物語
右:キリン 秋味
こうして呑み比べてみると、味の違いが良くわかる。
プレミアムモルツはとにかくホップの香りが強い。厳選したアロマホップを使用することで、口に含むとビールの苦みよりもホップの香りが鼻に抜けていく。まるで旬の山菜を口に含んでいるかの様。麦芽も苦味が軽く華やかなビールとして仕上がっている。今春リニューアルしたが、以前よりホップの香りが強くなった気がする。
お祝い事や華やかな気分に浸りたい時にお薦めのビール。
冬物語はオールドビールと言った印象。サッポロも主力の黒ラベルはホップの香りが強めの味わいだが、冬物語はホップは控えめで深いコクが味わえるビールとなっている。「冬物語」と言うだけあって、鍋物等にはピッタリのコクと苦味。暑い季節には少々思いが、冬にはもってこいだと思う。
そして秋味。秋味の特徴は使用する麦芽の量が多いこと。通常の1.3倍分の麦芽を使用することで濃い味わいのビールとなっている。またアルコールも6%とビールでは少し強めであり、スーパードライ等よりも重いビールとなっている。個人的には味わい深い秋味が好みなのだが、濃く重いビールだけに飲むたびに痛風になりそうな気がして怖い・・・。
上述のアサヒ スーパードライやキリン 一番搾り等は限定酒やプレミアムビールとまた違った味わいだし、本当に奥が深い。コーラも様々な種類があるが、正直、ビールの味の違いの方が、コーラよりも明確な気がする。
ただ、美味しい特別醸造酒は期間限定なので販売期間が短い・・・。秋味はもう売り場で見かけないし、もう少し買いだめしておけば良かった。来年は5ケース位買いだめしようかな。

ビールの肴は、昆布締めと昆布かまぼこ