peach's blog

北陸のお酒や温泉をメインに徒然と綴っています。

 

飛騨高山の老舗蔵元 舩坂酒造店「深山菊」

小京都の一つとして有名な、飛騨高山。
飛騨と言えば、戦国時代、数少ない国司として君臨した姉小路氏(実際には三木氏)や、その後入府した金森氏が築いた城下町が残る観光地として有名な地域。
 
そんな小京都高山の老舗蔵元「舩坂酒造店」。
こちらの蔵元は創業200年の老舗とのことだが、高山は子供のころにしか行ったことがなく、飛騨の酒は飲んだことがなかった。
今回、故あって舩坂酒造店の「純米吟醸生貯蔵 深山菊」を知人から贈っていただいたので、早速飲んで観ることに。
 
イメージ 1
純米吟醸 深山菊 生貯蔵(精米歩合60%)
 
 
ちなみに生貯蔵酒は、お酒が出来上がったタイミングで火入れせずに、出荷の段階で加熱処理をするお酒。
生酒の様なフレッシュな味わいとなるお酒だ。
 
深山菊はもちろんのこと、飛騨のお酒は初めてだったのでどんな味わいが楽しみだったのだが、期待を裏切らない美味しいお酒だ。
 
生貯ということで酸味の強いフレッシュな感じかと思いきや、米の旨みを過度に主張せず、どっしりとした深みのある吟醸香とほのかな酸味そしてアルコール感のバランスが絶妙。一口含むとじんわりとお酒の旨みが広がっていく。
知名度は高くはないが蒼空や久保田に伍する銘酒だと思う。
 
やはり生貯なので燗酒より冷酒の方が美味しいのだろうが、燗酒でも深みのある美味い酒だ。
 
 
これは是非とも舩坂酒造店のフラグシップである「特別大吟醸 四ッ星」も味わってみたいものだ。
冬の高山へ行ってお酒で温まってくるのもいいかもしれないな・・・。