以前、会社の飲み会で訪れたのだが、上司の愚痴を聞くことに専念していたので、刺身の盛り合わせや猪鍋もわずかしか堪能できなかった。
そこで、休日、一人でゆっくり食事と晩酌を兼ねていし野へ行くことに。
開店は17:00だが、当日は10分遅れ位で入店。さすがに土曜の5時台ではまだお客さんはいない。
しかし、マスターも店員のお姐さんも気さくに迎えてくださり、気持ちよく一杯目の生ビールを飲む。
メニューはアジの南蛮漬けやきんぴらごぼうと言ったおばんざい料理をメインに、お造りや珍味、鶏肉や牛肉料理もあり、和洋折衷となっている。
居酒屋で焼酎片手にパンとトマトソース煮込みを喰らうなんて通常では考えにくいが、いし野ではそれが為しえてしまう。
ただ高級酒を呑んでも美味しくない理由がいし野にきて改めて分かった。やはり日本酒は、酒、肴、人、空間、この四拍子が揃わないと美味しく感じられないのだろう。
店内は少し狭いが、人情味と美味しい魚と料理が揃った、まさに銘居酒屋と言うにふさわしい空間。
金沢で飲むならば、いし野であれば外れはないだろう。
お通し 烏賊と胡瓜の酢の物
牛すじと豆腐の煮込み 600円
天然マグロのお造り 1,000円
厚揚げ焼き(中にネギが入ってる!) 400円
マグロほほ肉トマトソースに(ロールパン付) 700円