だいぶ昔のレビューになるが、今回は2018年1月に宿泊した片山津温泉のNEW MARUYAホテル。ここは湯快リゾート系列の3名以上なら大人一人7,500円の低価格を売りにしている。愉快リゾートは宿泊料金が安い分、夕食、朝食共にバイキング形式にしており、「温泉はいい湯なんだがご飯がちょっと…」なホテル経営をしている。
無論、料理が不味いわけではないが会席料理ではないので、いわゆる温泉旅館の料理は期待できないが、安く色んなものを食べて温泉に泊まりたい人にはおススメのホテル。
ただ、個人的には温泉は「お酒と料理」が醍醐味の一つで、バイキングは静かにお酒を愉しめないので普段はあまり利用しないのだが、この時は1月~2月にかけて「追加料金無しでズワイガニ食べ放題」キャンペーンをしていたので、カニと温泉目当てで宿泊した。
日本海側の住人なら冬はカニを良く食べていそうなイメージをおもてにほん太平洋側の人は持つだろうが、実際には値段が高いのであまり食べる機会がない(少なくとも我が家は…)。と言っても季節ものだし、年に一度くらいは食べたいので絶好のプランだった。
前置きが長くなったが、宿泊したNEW MARUYAは片山津温泉の柴山潟に面したホテルで、客室からも大浴場からも広い柴山潟が一望でき、眺望が非常に良い。
ただ、客室はバス・トイレ付で広縁付きの和室で居心地は良いのだが、バスが非常に古くとても使う気になれなかった。温泉に来ているので部屋のバスは使うことは基本的にはないが、万一体調が悪い場合は使わざるを得ないので、これはどうかと思う。
他にも廊下の壁から釘が突き出ていたり、壁紙が剥がれていたりしている所もあった。まあ、愉快リゾートが低価格で提供している理由として、必要がない部分には費用を掛けない方針があると思うので仕方ないとも思う。
温泉は広々とした大浴場で、泉質は塩化物泉で湯触りが良く、雪景色をした柴山潟を眺めながらのお風呂は格別。雪を見ながらのお風呂は本当に風情があっていい。当日は大雪になりそうで、家からホテルまでハラハラしながら運転したが、北陸に住んでたらやっぱり雪見風呂が出来ないと冬が到来した気がしない。
そして温泉に浸かった後は、ズワイガニを食べにバイキング会場へ。
愉快リゾートはいつ行っても混んでいるが、当日も大盛況。バイキングメニューが所々完売している。が、ズワイガニは何十杯も茹であがっている。
実は夫婦そろってそんなにカニは好きではなくて、食べ放題なのに結局一杯半しか食べなかった。カニ自体も大きく身がたくさん詰まっていたのもあるが、カニって食べるのめんどくさくて、意外に量を食べれない。まあ自分でカニを焼くこともできて、人生初の焼きガニも堪能出来たし、普通料金でカニが食べれればそれで十分。
料理や内装には若干の不満はあるものの、ロケーションと温泉は非常に良い。
今年もカニの食べ放題キャンペーンをやるかはわからないが、季節に応じて様々なキャンペーンを行っているので、手頃に温泉を楽しむには良い温泉宿だと思う。
ロビー前
カニ食べ放題!
客室からの柴山潟の眺望
客室からの柴山潟の眺望
足湯もあります
昭和の温泉旅館を偲ばせる階段
休憩所、漫画コーナー
男湯入口
男湯大浴場
温泉成分表 塩化物泉
夕食会場のカニコーナー
ズワイガニがいっぱい!
焼きガニ
朝食バイキング
客室のバス 時代を感じさせるが使うのはちょっと…
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