peach's blog

北陸のお酒や温泉をメインに徒然と綴っています。

 

白山の伏流水と山田錦が織りなす極上の特別純米酒 小堀酒造「萬歳楽 白山 特別純米」

石川の霊峰である白山。その白山の麓に広がる鶴来町。白山比咩神社にほど近いこの町では、古くから酒造りが盛んである。
鶴来の酒では「菊姫」が有名であるが、萬歳楽で有名な小堀酒造もまた白山の伏流水を用いた旨いお酒を造る酒蔵である。
その萬歳楽のエントリータイプ(普及品)の純米酒が「萬歳楽 白山 特別純米」。
萬歳楽は石川の酒だが、なぜか富山県人の祖父が晩酌酒として愛飲していたらしい。
昔の事だから普通酒(今でいうパック酒)だと思うが、富山県人なのに立山銀盤ではなく石川の萬歳楽なのだから、よほど祖父の口に合ったのだろう。
個人的には嫌いではないのだが、本醸造普通酒を呑んだ時にアルコール感が強く感じる傾向にあった。石川には旨い酒蔵が他にもあるためここ数年萬歳楽は呑んでいなかったのだが、先日鶴来町へ白山比咩神社への参拝を兼ねて散策に行った際に、萬歳楽の酒蔵を見かけた。残念ながら当日は酒蔵は閉まっていたのだが、そう言えば純米酒は買ったことなかったと思い、近くの酒屋で購入。
萬歳楽の白山シリーズは「贅沢醸造」と銘打ったシリーズであり、300mlでも化粧箱入りとなる高級感を醸し出した日本酒である。
大吟醸古酒」「純米大吟醸」そして今回購入した「特別純米」の3銘柄を展開しているが、特別純米は300mlで800円、720mlで2,000円の価格。色々な美味しいお酒を味わいたい人間としては300mlタイプがあると手頃に購入が出来てありがたい。
なお、純米大吟醸の場合は300mlで1,000円となり少し値が張る。

白山特別純米だが、最上級の山田錦を60%の精米歩合まで磨いている。
柔らかい口当たりで静かに米の旨みが広がっていく。芳醇過ぎず、パッと口の中に山田錦の旨みと甘みが広がったかと思うと、静かに引いていく後味も良い。
華やかさはないが、安心して呑むことが出来る素晴らしい特別純米だ。
素材の邪魔をせずに引き立てるこの日本酒は料理との相性も良い。
また、酒の旨さだけでなく300mlでも化粧箱が付くのはちょっとしたステータス感もあり、贈答用にもピッタリだと思う。
ちょっと贅沢なお酒を呑みたいには、旨さも価格も手ごろな特別純米酒だと思う。
なお、この酒蔵によると、冷や(15度~20度)か人肌燗(35度位)が美味しい飲み方とのこと。ぜひ酒蔵推奨の飲み方で味わって欲しい。

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             化粧箱入り300mlボトル

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           化粧箱入り300mlボトル 箱背面

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           酒蔵の一押しの飲み方は冷は人肌燗

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             800円だが上品な雰囲気

 
【関連サイト】

www.shop-manzairaku.jp

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