現在使用しているスマホはau回線のAQUOS SENSE3 plus（SHV46）だが、ミドルレンジモデルではあるが普段高負荷なゲームをしないこともあり、シャープの言うところの「必要十分」なスマホで満足はしている。ただ満足できていないのがカメラ性能。
全体的に暗く映りやすく暗部撮影も得意ではない。そのためカメラについては以前使用していたAQUOS SERIE mini（SHV38）を併用しているが、2017年モデルを長年使い続けたせいかレンズの傷やOSの動作低下が目立つようになってきた。
そして、今話題の「Rakuten UN-LIMIT」に加入するにあたりもう一台サブスマホが必要になったこともあり、楽天回線とカメラ用にハイスペックスマホを購入することにした。
ちなみにRakuten UN-LIMITでの楽天SIMの契約と合わせてポイント還元対象となる楽天スマホ（AQUOS SENSE4 lite）を購入したが、そちらはすでに楽天SIMを持っていた嫁さん用になった。
【Rakuten UN-LIMITについては別の機会で言及したいと思うが、維持費が0円なのは魅力だが楽天回線の電波がつながりにくいのはネックだと思う。
今後は楽天通信エリアの拡大ではなく、通信エリア内の通信密度を高めることに注力するようだが、現状では楽天回線はつながりにくく、将来パートナー回線（au回線）が使えなくなった場合に楽天回線のみでの運用は厳しいため、メインのau回線を代替するのは難しいと感じた。
とりあえず維持費が0円の間は回線を契約しておき、今後の電波状況の改善具合をみてメイン回線とするか検討していきたいと思う。】
ハイスペックスマホが欲しいと言ったところで、サブスマホに10万前後の最新端末を買うわけにもいかないので、１～2年前に発売されたモデルの中古を狙うことにする。
さらに今回楽天SIMを使用するので、SIMフリーモデルor楽天回線と相性の良いau端末のいずれかで候補を探すことにする。（楽天モバイルはau回線も使用できるので、au端末なら楽天回線が使用するバンドに代替適合している）
そこで目を付けたのがAQUOSシリーズの上位モデルであるau端末の「AQUOS R」シリーズ。発売年で見ていくと下記となる。
・AQUOS R （2017年）
・AQUOS R2 （2018年）
・AQUOS R3 （2019年）
・AQUOS R5G（2020年）
カメラ機能はいずれもカタログ値は高スペックだが、R3は4Gスマホの最新型、R5Gは5Gスマホであり発売年も新しいことから中古市場では数が少なく、あっても数万円台と高価。
そこで初代のAQUOS Rに搾ると中古品は結構あり、ランクB以上だと1万円～1万5千円程で出回っている。
ただネックなのはAndroidOSが9までしかバージョンアップしないことと、楽天SIMが使えない端末であること。
カメラ用途としては問題ないが、さすがに開通出来ないスマホに楽天SIMを突っ込んでも意味がないので、次に楽天SIMが動作するAQUOS R2を調べてみる。
AQUOS R2は1万～3万程で販売されているが、ゲオモバイルで販売されている端末を見るとAランクで13,764円とAQUOS Rとそれほど変わらない価格で販売されている。
ちなみにゲオモバイルのAランクの定義は「微細な傷/汚れはあるが液晶に傷が無く非常に良い」状態とのこと。
本来は店舗で実在庫を見て買うのが一番だが、掲載されている写真やコメントを見る限りはそこまで状態は悪くなさそうだ。（無論ゲオモバイルを100％信じてのことだが…）
ただ同じAランクで同価格でも端末ごとに状態（ネットワーク使用制限がない、いわゆる白ロム状態の端末かどうか等）や使用感（使用による擦れや細かい傷のつき方等）が異なるので、Aランクで販売されている端末の詳細情報を見比べて、問題なさそうなAQUOS R2を思い切って購入。
そして3日程して送られてきたAQUOS R2を恐る恐る開いてみると、明けてびっくり。
ほとんど傷がないスマホが入っていた。
ゲオモバイルに言わせれば「Aランクですから！」となるのだろうが、現物を見せずに事業者がネットで販売する商品なんて怪しいんじゃないか…という思いもあったので、良い意味で驚いた。
使用した感じでも、Wi-Fiが使えないとか、電池がへたってるとか、アプリが動かない等の不具合もなく、個人的にほぼ新品のスマホが手に入った感じだ。
また、楽天市場で注文してから3日程のスピード発送で送付されてきたこともあり、ゲオモバイルは信用できる事業者だと感じた。
さて肝心のAQUOS R2だが、スペックは以下の通り。
・ディスプレイ 6.0インチ／ハイスピードIGZO
WQHD＋ （1,440 × 3,040ドット）／562ppi
リフレッシュレート：100hz
・CPU Snapdragon™ 845
2.6GHz（クアッドコア）＋1.7GHz（クアッドコア） オクタコア
・メモリ ROM 64GB／RAM 4GB
・AndroidOS 10までバージョンアップ可能
・バッテリー 3,130mAh
・カメラ 標準カメラ
約2,260万画素／F値1.9／広角90°焦点距離22mm相当
光学式手ブレ補正
電子式手ブレ補正（動画撮影時）
動画専用カメラ
約1,630万画素／F値2.4／超広角135°焦点距離19mm相当
電子式手ブレ補正
サブカメラ（インカメラ）
約1,630万画素／F値 2.0／広角90°焦点距離23㎜相当
電子式手ブレ補正（動画撮影時）
・その他 ハイレゾ／おサイフケータイ／フルセグ／防水・防塵対応
指紋認証（顔認証はなし）
2018年発売モデルだが、Snapdragon845は2021年現在でも十分に使用に耐えるハイスペックCPU。さすがにベンチマークテスト（CPU単体ではなくスマホ全体性能としてのテスト）で比較すると最新スマホの60％程度の処理能力だが、基本動作はキビキビしている。
またリフレッシュレートは一般的なスマホが60hzなのに対して100hzとなっており追随性が高く、画面操作は非常にヌルサク。画素密度が高いこともあり鮮明なディスプレイとなっている。
残念な点はRAMが4GBであること。8GBとは言わないが6GBくらい積んでくれていると高負荷なゲームをしていても安心出来るのだが。まあ同時に使用するアプリが多くなければ4GBでも問題はないと思う。
もう一つ残念なことはディスプレイ上部の切り欠き。いわゆるノッチだが、これが結構気に食わない。ノッチが結構大きいので画面上部の通知領域が寸断されていて見づらい。これは慣れれば問題ないのだろうが、2020年～21年のスマホを見るとノッチが小さくなっているので、改めてAQUOS R2のノッチを見ると「デカくて邪魔だな～」と感じる。
次にカメラ性能だが、ネットでは否定的な意見が多いものの、個人的には綺麗な写真が撮れると思う。シャッタースピードが遅いとか、使い辛い等の意見があるが、これはAQUOS R2の問題と言うより、AQUOSシリーズ全体の問題だと思う。
自分はガラケー時代からシャープ端末を使っている筋金入りのAQUOSユーザーで、SHV38やSHV46の遅いシャッタースピードに慣れているから、あまり苦にならない。（確かにiPhoneで写真を撮ったときはシャッタースピードが速いのにちゃんとピントが合うことに驚いたが…）
なので他のメーカーを使用してい人はカメラ機能に不満を持つと思うが、AQUOSユーザーならあまり気にならないのではないかと思う。
個人的にはメインのSHV46よりも高精細で明るい（SHV46の方がF値が高いにも関わず！）と感じるので、カメラ端末としては十分だと思う。
最後に今回感じたことは、１～2世代前のスマホでもハイスペックスマホなら数年間は現役で使用可能であり、中古品なら手頃な価格で購入できるということ。
今やSIMロックフリーの時代となり、キャリアで最新モデルを購入しなくても同等品が安く手に入る時代だ。
無論中古市場で購入するということは、購入者自身の目利きが必要になるし、キャリアの端末保証等はない。（特に白ロム／赤ロム等を理解して購入できるかは重要だ）
しかっりと吟味して購入しないと「安物買いの銭失い」になりかねないが、一方で「昔欲しかったけど高くて買えなかったスマホ」が手に入ったり、「自分が契約しているキャリアでは販売していなかったスマホ」が使える様になったりするのは魅力的だと思う。
今回紹介したAQUOS R2は販売から3年近く経過した端末なので、故障や経年劣化の心配はある。ただ最近は2台持ち（2回線持ち）の人も増えており、サブスマホ用に安価な中古スマホを買うのは良い選択肢だと思う。
メインスマホが故障すると色々と困るが、サブスマホならあまり問題がないと思うので、多少のリスクを踏まえたうえで「選べる自由」を楽しむのも面白いのではないだろうか。
そう意味で今回のAQUOS R2は2年前のハイスペックスマホを堪能できるので、サブスマホの購入を考えている人にお勧めしたい1台だ。
【AQUOS R2 外観】
【AQUOS R2 撮影集】
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