2021年ももう9月。
気が付けばひやおろしのシーズンになった。今年も残すところ4か月か…。
なんてセンチメンタルな気分に浸っている場合ではない。
早くひやおろしを買って飲まねば!
と言うことで、やまやに行ってひやおろしを選ぶ。
毎年、常きげんか満寿泉を飲んでいたが、今年は違う酒蔵の酒を飲みたい。
そこで選んだのが、東酒造の「神泉 ひやおろし特別純米」。
hb.afl.rakuten.co.jp720㎖で1,500円(税抜)
酒米は五百万石を使用しており、精米歩合は60%。アルコール度数は18度で日本酒度は3.3なので、やや辛口に感じる特別純米酒になっている。
この辛口酒ならぬる燗が美味しいのだろうが、我が家では旨くお燗が出来ないので冷酒でいただく。
口当たりは柔らかな甘味とほのかな酸味の落ち着いた芳醇さが広がるが、少し芋臭さも感じられる。
芳醇さとともに柔らかなキレも感じられ、後半は芳醇な旨味とキレが絶妙に混じり合う。そしてキレの辛味は後口まで余韻を残す。
この「神泉 ひやおろし特別純米」は飲み口は芳醇だが、全体的にスッキリとした辛口酒だ。
ただ飲み口から上品な旨味も広がるので、酒米の風味や旨味を楽しみながら、キレの余韻で喉越しがスッキリする。キレは強すぎないので心地よい辛味が後口に広がり、グイグイ飲めるお酒だ。
個人的には辛口よりも芳醇なお酒が好きだが、そんな酒飲みでも抵抗なく飲めるので、辛口党の人にはドストライクなひやおろしではないだろか。
飲みやすい特別純米だったので、すぐに空きそうだ。
今年はもう一本ひやおろしを追加して、旨い秋刀魚と合わせたいと思う。
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