宝酒造が展開している地域限定販売のチューハイブランド「寶CRAFT」。
全国各地の名産品をチューハイにしているブランドで、地域限定販売となっている。
北陸では石川県の「金沢ゆず」が2018年に発売されていたが、北陸第二弾として富山の「加積りんご」が9月にリリースされた。
富山はコシヒカリや海産物で有名だが、果物では「呉羽梨(特に幸水)」が全国的に有名だ。一方で呉羽梨以外にも富山県の呉東を中心にりんご生産が行われており、近年では「加積りんご」としてブランド化を行っている。加積りんごは「ふじ」を中心とした栽培が行われており、シャッキとした歯ごたえと、甘みと酸味のバランスがとれたりんごが多い。
今回寶CRAFTから販売された「加積りんご」は魚津県産のりんごが使用されており、深みのある甘酸っぱさが感じられる仕上がりになっている。アルコール度数が8%なのでストレートだとりんごのコクとアルコールが強く感じられ重たくなるので、ロックで呑んだ方が後味は爽やか。個人的には炭酸が弱いので炭酸水も少し足して呑んでみたが、その方がサワー感が出て飲みやすかった。
以前リリースされた「金沢ゆず」は個人的には酸味が強すぎて飲めなかったが、今回の加積りんごはほのかな甘さと酸味のバランスが良くシードルとして呑みやすいチューハイだった。
一本330mlで268円と少しチューハイとしては高めだが、深みがあるチューハイに仕上がっているので、ゆっくりとお酒を愉しみたい時にはピッタリの一本だと思う。
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