peach's blog

北陸のお酒や温泉をメインに徒然と綴っています。

高倉健も通っていた金沢の伝説のステーキハウス 金沢市「ひよこ」

五年程前の年末に学生時代の友人達が金沢に遊びに来た。
冬の金沢と言うこともありやっぱりディナーは刺身が食べたいということで寿司を食べに行くことなったのだが、友人の中に肉マニアがおり「肉マニアとしては金沢に来たならひよこにも行きたい」と言い出した。
金沢に住んで数年たったころだったが、普段ステーキを食べないこともあり金沢の肉事情に疎かった自分は「ひよこ?」となってしまった。
何でも東京の肉通の間でも有名なお店らしく、かの名俳優高倉健も良く訪れていたという伝説のステーキハウスらしい。
それならばと行ってみることにしたが、なんせ有名なステーキ屋、そして年末(12月30日)と言うこともあり予約をしていく。お店は平日は16時から開店しており(日祝は13時から開店)18時頃で予約をしようとしたがすでに予約で埋まっているとの事。開店からなら入れるということで大人4人で16時に予約をして入店。

当日は飲酒もするのでタクシーでひよこへ向かう。そして到着してビックリしたのがお店の佇まい。一軒家にプレハブ小屋がくっついているような建物。それがひよこだった。そしてプレハブ小屋の入口をくぐると、目の前には6人席程のカウンターと厨房が目に入る。そしてカウンターの中央に名物店主が優しげに迎えてくれた。
ひよこではメニューはなく1コースのみ。なので予約時や入店時にはメニューを頼む必要がない。お客さんが来るとおもむろに店主が焼き始める。
我々4人の他に同じ時間に予約していたカップルがカウンターに座ると、店内は満席になった。それを見て店主が準備を始める。
なんせプレハブ小屋の様な小さい建物に厨房とカウンターがあるので、店主と客の距離が近い。完全に店主に支配されている世界だ。客は誰も言葉を発することなく、店主が用意してくれたサラダを食べ、肉や野菜が焼けるの無言で待つ。圧倒的威圧感だ。
いや店主は優しい感じの方なんだが、やはりお店の雰囲気と距離感が客に精神統一をしてステーキを食べるように仕向けてしまう。

さてそんなひよこのステーキはヒレステーキ280gとなる。このヒレは3~4日ほどサラダオイルに漬けてアク抜きをする手間のかかったヒレだ。レアで焼かれたヒレステーキは柔らかく肉汁が閉じ込められた絶品のステーキ。脂身が少ないのであっさりと食べられる。ひよこオリジナルの醤油ベースの和風ソースとの相性も抜群だ。
そして付け合せは季節の野菜や豆腐。付け合せの量も多く旬の野菜を使っていることもあり野菜だけでも十分に美味しい。
ひよこでは焼きあがったステーキと付け合せを大きな丸皿に盛って出され、箸で食べるスタイル。ステーキ自体はカットしてあるので箸でも食べやすい。
本当は赤ワインでも飲もうかと思ったのだが、当日は予約で埋まっており飛び込みのお客さんはお断りの状態とのこと。とてもゆっくりとお酒を呑みながらステーキを食べれるような雰囲気ではなく、入店から40分程でお店を出た。(一応お店のHPには適量のアルコールは消化に良いよと書かれているけど…)
とにかく黙々と旨いステーキを食べただけだったが、店主は気さくに食べ方等を話してくれたので気楽には食べることが出来た。

訪問当時は9,000円程のコースだったと思うが、HPで確認すると現在は12,000円のようだ。当時は独身で旨い酒と食べ物にお金を使えたが、今はちょっと食べに行けない価格帯だ。でも、あの旨くて柔らかいヒレステーキは他のステーキハウスでは食べたことのない逸品だったので、生涯で最後かもしれない「ひよこディナー」が出来たことに、お店を教えてくれた友人に感謝したいと思う。

県内外からファンが訪れる伝説のステーキハウス ひよこ。
中々予約が出来ないお店だとは思うが、石川の人なら一度は食べて欲しいと思う。

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ヒレ280gと野菜と豆腐の付け合せ

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ジューシーだけどあっさりとしたヒレ

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野菜ももちろんだけど焼いた豆腐が絶品

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お店構えはまるで横町の居酒屋かスナックの様(失礼ですが…)


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