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神泉が醸す百万石乃白はスッキリ辛口系の純米吟醸 東酒造「純米吟醸 純吟乃白」

石川県産の第二の酒造好適米である「百万石乃白」
先日、百万石乃白を使用した萬歳楽の純米吟醸蔵人」を飲んだが、前回紹介した東酒造の神泉が旨かったことから、神泉の百万石乃白使用酒である「純米吟醸 純吟乃白」を購入することにした。ちょうど小松市方面に買い物に行ったので、蔵元にある販売所で購入。本来は5月3日に酒蔵開放インベントが予定されていたのだが、コロナ禍で中止に。蔵元で話を聞いてみると「秋頃に実施出来たら…」とのことだった。
GW以降は全国的に感染者も減ってきているので、秋には解放イベントが行える環境になっていると嬉しいものだ。

さて今回購入した「純吟乃白」は生貯蔵(瓶詰前の火入れのみ)の純米吟醸酒
720mlボトルで税込み1,980円。純米吟醸酒としては手頃な価格だと思う。
酒米は55%精米の百万石乃白、酵母は「吟醸香が高く、スッキリな淡麗系の吟醸酒向き」である金沢酵母を使用。蔵元は「口当たり優しい、すっきりした純米吟醸」と謳っている。
生貯の純米吟醸なので冷酒でいただく。
口当たりは軽く酸味が感じられるさらりとした飲み心地。たしかに酸を含んだまろやかな風味が感じられる。そしてしばらくするとスッと広がるキレ。割とキレは強めで口に含んでから早い段階で辛みを感じる。そのため喉越しのキレは強く長く感じられる。
甘みも感じられるが、どちらかと言うと端麗辛口で、たしかにスッキリとした吟醸酒に仕上がっている。
前回飲んだ「蔵人」も喉越しのキレがあったが、コクと甘みが優しく広がる落ち着いた日本酒であったのに対して、「純吟乃白」はよりキレが強まったシンプルで分かりやすい日本酒に仕上がっている。
ただ、口開けから少し時間を置くと酸味のコクが主張し始め、キレが少し弱まってきて落ち着いた酒になる。口開けのシンプルなスッキリ淡麗な感じも、時間が経ってからの少しコクが出てくる風味のどちらも旨く飲める酒だ。

個人的には酸味と甘みが感じられる芳醇な方が好みではあるが、辛口系の酒の中ではキレが強すぎずシンプルに飲める純吟乃白は非常に飲みやすい酒に仕上がっていると思う。
同じ酒米でも蔵や醸造の違いで違った風味を感じられる日本酒は本当に面白いと思う。
他の酒蔵の百万石乃白も味わっていきたいと思う。

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f:id:apple2019a:20200519220954j:plain東酒造内にある販売所

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