peach's blog

北陸のお酒や温泉をメインに徒然と綴っています。

 

富山県産酒米「富の香」で醸す吟醸酒並みの純米酒 桝田酒造「満寿泉 白萩」

コロナが落ち着かない状況が続くので、今年の年末は実家に帰省はしないことに。
とは言っても顔くらいは見ておきたいと思い、11月末に母親が好きな金沢の老舗和菓子屋「森八」の福梅を届けに夫婦で富山まで行ってきた。
玄関でお土産を渡し、ソーシャルディスタンスを保ちながら少し近況を話して、15分程で実家を後にする。
寂しい年末の挨拶だが、高齢の両親や富山の医療体制への影響を考えると長居するわけもいかない。
電話でも会話は出来るし、お互い元気な顔を見れらだけでも今は十分だ。

せっかく富山に行ったので、帰りにやまやで富山の酒を買って帰ることにした。
久し振りに満寿泉を買おうかなと眺めていると、ラベルに「白萩」と書かれた満寿泉を発見。
初めて見たのだが調べてみると、富山県上市町堤谷地区の農事組合法人白萩が栽培している富山県産の酒米である「富の香」を使用して醸造された純米酒
「富の香」は山田錦と雄山錦を掛け合わせて造られた酒米で、山田錦並みの吟醸酒をより短期間で成熟・収穫出来るように改良された酒造好適米www.naro.affrc.go.jp

満寿泉 白萩」はこの富の香を58%まで磨いて醸造した純米酒で、蔵元に寄ると「厳寒の頃に低温で長期醗酵させて作った贅沢な純米酒です。透明感の有る柔らかい口当たりが特徴」とのこと。
山田錦並みの吟醸酒を目指した酒米で醸した純米酒に興味がわいて今回は白荻の720㎖(税抜1,600円)を購入。

飲み方は「軽く冷やすかヌル燗」とのことなので、冷蔵庫で冷やして冷酒でいただく。
口に含むと、柔らかい酸味とほのかな甘みの上品な旨味が広がっていく。
芳醇さの後にキレが感じられるが柔らかいキレで辛味が強くなく、口当たりの芳醇さの余韻の邪魔をしない。
ふくよかな甘みや華やかな香りではないが、柔らかく口当たりの良い風味はとても飲みやすい。低温長期発酵の純米酒だが熟酒の風味ではなく軽やかな醇酒で、脂の乗ったマグロやフクラギ等と合わせても美味しく飲める。

本当に派手さはなく落ち着いたお酒だが、軽やかな酸味と甘みが飲みやすく美味しいライトな純米酒に仕上がっている。
4合瓶で1,600円と少し高めではあるが、どんな料理に合わせても美味しく飲める満寿泉白萩。特に鍋料理に合うお酒なので、寒いこの季節にぴったりの純米酒だと思う。

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