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北陸のお酒や温泉をメインに徒然と綴っています。

 

美味しい和洋会席と部屋付露天風呂で寛ぐ至福のひと時 石川県小松市「粟津温泉 満天ノ辻のや」

9月末で全国の緊急事態宣言が解除されたが、石川県内も9月下旬からは感染者数が減っていたこともあり、平日に休暇を取って温泉でリフレッシュすることに。
県内の近場温泉で部屋付き露天風呂がある宿を探していると、ヒットしたのが粟津温泉の「満天ノ 辻のや」。
12.5畳~17.5畳の和室に温泉ではないものの屋根付きの露天風呂が付いている夕朝食付きプランで、大人一人18,000円+入湯税150円。
今回は奥さんと二人で宿泊したが、予約サイトのポイントや割引を駆使して、18,000円引きになったので、だいぶお得に宿泊できた。

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チェックインは15時から(大浴場も15時から入湯可能)だが、他の客が来ないうちに温泉に入りたかったので14時30頃に入館したところ、快くチェックインしてくれた。
最近運営会社が変わったのか、コロナ禍の期間にリニューアルしたようで、館内は綺麗。
辻の屋の自慢は「温泉」「料理」「庭園」となるが、床や壁、調度品が綺麗なので館内から見える庭園の美しさを補完している。

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今回宿泊した露天風呂付和室も綺麗にリフォームされており、造りはシンプルで古き良き和室の雰囲気だが、大人二人なら過ごしやすい広さ。

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宿泊した部屋の露店風呂は檜造りの風呂。
屋根があるので天気が悪くても気にせず入れるが、窓にかかっているすだれから中が見えそうなのが気になる。
男性の自分はそこまで気にならないが、女性は抵抗があるかもしれない。

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しかし折角の露天風呂なのでお湯を張って早速入ることにした…のだが、お湯を張るとお湯の出口や排水溝あたりからゴミや髪の毛が出て浮かんでいる!
それも少量ではない。
流石に汚くて入れないのでフロントに電話して掃除を依頼すると、隣の部屋が同じ露天風呂付和室で当日は空いているので、交換してもらうことになった。

交換後の部屋の方が間取りが広く、露天風呂も広い。
ちなみに風呂は石造りの風呂となった。
こちらの露天風呂は洗い場が広くゆったりしているが、前の部屋以上にすだれから外が見え、開放感がありすぎる。
個人的には気分が良いが、人によっては外から見えないか気になる人もいるだろう。
階層的はこの部屋より低い家しか外には無いので、外の民家から見えることはないとは思うが。

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部屋のチェンジと言うトラブルがあったものの、夫婦でゆったりと静寂に包まれた露天風呂に浸かった後は、混まないうちに温泉大浴場に行ってきた。
辻のやの温泉は「男女別の大浴場」と「花回湯」という岩盤浴や内湯等があるSPAの2種類がある。
大浴場には九谷焼作家が描いた黄金の大陶壁があり、ゴージャスな雰囲気となっている。
大浴場は女性風呂が男性風呂より狭い様だが露天風呂もあり、弱アルカリ性の温泉はヌルっとして湯心地も良く、久々に体を伸ばしてゆっくりと温浴が出来た。
ちなみに泉質は「ナトリウム〜硫酸塩・塩化物泉(弱アルカリ性定張性冷鉱泉)」で、「温泉」ではなく「鉱泉」なので源泉の温度は低い様だ。
まあ、温泉成分が含まれるので温泉であること変わりはないし、とてもいい湯だった。
時間が早いこともあり他の客もおらず貸切状態の温泉を満喫できた。
ちなみに「花回湯」は男女日替わり制で宿泊日は女性が利用できる日だったので、自分は花回湯に入らなかった。

www.mantenno.com

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温泉でのんびりした後は、部屋で風呂上がりのコーヒー牛乳を満喫しながらダラダラ過ごす。この自堕落な時間が堪らない。
ちなみにビールは部屋の冷蔵庫に入れておいたが、この時点ではまだ冷えておらず、夕食後の晩酌で飲むことにした。

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18時になり夕食の時間になったので、夕食会場へ移動。
料理も自慢とは聞いていたが、とても豪華かつ華麗で美味しい和洋会席料理が用意されていた。
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御肴五種盛、酢の物、洋皿、食前酒(加賀葡萄カクテル)

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洋皿(ローストビーフ

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御肴五種盛(ウニ、マツタケ、サザエ等)

f:id:apple2019a:20211002102020j:plain酢の物(炙りカマスと梅貝)

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お造り(フグたたき、マグロ、カンパチ、甘エビ)

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萬歳楽おんながわ 1合950円

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天婦羅(五郎島金時マツタケ、銀杏、生麩)

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上品な食器の蓋物

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蓋物(里芋饅頭とマツタケ

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凌ぎ(鰹出汁の蓮根麺)

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これまた食器が美しい

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お食事(木ノ子コご飯、味噌汁、漬物)

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手書きイラスト入りで丁寧に書かれた献立表

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夕食の後はライトアップした庭園を散策。
ちょっとライトの当て方が微妙で、足元も暗くて川に落ちそうになった。
昼間散策した方が良いだろう。

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その後は部屋に戻り、露天風呂に入ってゆったり過ごす。
奥さんとお話ししながらお酒を楽しみ、先に奥さんは就寝。
自分は縁側で一人晩酌を嗜む。
やっぱり、温泉で晩酌ならサッポロラガーの瓶ビールだな。
一応、コップも持参したサッポロビールの刻印入り。

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ついたん達(しろたん

気持ちの良い温泉、美味しい食事、旨い酒で満たされ、見事に翌朝まで爆睡。
そしてフィナーレである朝食の時間を迎える。

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朝から豪勢な朝食

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サワラと甘エビの昆布締め

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小鉢五種(じゃこ山椒、能登イカの麹漬け、揚げ豆腐等)

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七尾産かますの一夜干し

f:id:apple2019a:20211002103647j:plainサラダ

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温泉卵

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ご飯は白米とひじきご飯の2種類

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そのままでも食べれるが、せっかくなのでカマスの一夜干しを炙り直す。

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めぎすのつみれ汁

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朝食の定番、海苔

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リンゴのコンポートとヨーグルト


朝食を食べ終わって部屋に戻り、片づけをして10時にチェックアウト。
休日を避けたこともあったが、30人程宿泊していた様子。
それでも館内が広いこともあり、ゆったりと過ごせた。
特に食事とお風呂は非常にレベルが高く、部屋の露天風呂が温泉なら言うことなしだった。

ただ気になったのは、最初に入った部屋の露天風呂の清掃が行き届いていない点や(スタッフも分かっていた様子ではあった)、館内は綺麗にリニューアルされているが、部屋の中等の目に付きにくい部分は壁が剥がれたり、汚れたままの部分があったりと、100点満点ではなく95点を目指している様に感じられた。
無論、コロナ化で経営も苦しく人員も潤沢に確保できない事情があると思うが、売りにしている部屋の露天風呂等はしっかり点検して欲しいと思う。
(一人18,000円の部屋なのでそこはしっかりして欲しい)

全体的には満足度の高い温泉宿。特に朝夕の食事は非常に美味しかった。
宿のスタッフの説明や対応も丁寧で好感が持てる宿。
温泉と食事でゆったり過ごすには良い宿だと思うので、また再訪したいと思う。

 

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