peach's blog

北陸のお酒や温泉をメインに徒然と綴っています。

 

広大な温泉露天風呂と極上の会席料理でまどろむ金沢の奥座敷旅館 石川県能美市「辰口温泉 たがわ龍泉閣」

すでに半年以上前の話だが、昨年末に一年の疲れと垢を落としに近場の温泉地で一泊してきた。
石川県内だと加賀屋で有名な和倉温泉山中温泉山代温泉片山津温泉粟津温泉、金沢の奥座敷として有名な湯涌温泉等があるが、湯涌温泉同様に金沢の奥座敷として知られる辰口温泉も石川県民には有名な温泉地の一つだ。

辰口温泉は金沢市内から車で40分程の場所にあり、田園や丘陵地に囲まれた自然豊かな地域。金沢市近隣に立地することから日常的な温泉利用や宿泊はもちろんのこと、年末年始の忘年会や新年会でも泊まりで利用することも多い、まさに金沢の奥座敷と言える温泉地だ。
辰口温泉は「まつさき」「たがわ龍泉閣」「旅亭 萬葉」3軒の温泉旅館から成る小さな温泉地だが、いずれの旅館も奥座敷だけに高級な温泉旅館。
今回はその中でも比較的リーズナブルに宿泊できるたがわ龍泉閣へ行ってきた。

www.ryusenkaku.com

 

たがわ龍泉閣の特徴は何といっても、広大な露天風呂「田んぼの湯」。
石川の名峰・三霊山の一つである白山と辰口の田んぼの中に広がる6つの露天風呂。
男女混浴で入れるの特徴で(入浴時に専用の入浴着を着用)、家族で風光明媚な露天風呂を楽しむことが出来る。
今回は年末の極寒の時期だったため露天風呂に入らなかったのだが、この田んぼの湯を目当てに宿泊する人は多い。
露店風呂以外にも、こちらも広々とした大浴場や庭園を眺めながら入浴できる小浴場、貸切風呂等の浴場も充実しているので、悪天候の日や混浴に抵抗がある人でも温泉を楽しむことが出来る。
泉質は塩化物泉でクセがなくサラッとした湯触り。長く浸かっていても湯あたりしにくい優しい温泉だ。


館内は典型的な和風温泉旅館の風情だが、暖炉があるペンション風の箇所(お食事処「源屋茶屋」の前室)もあり、夜になると和洋両方の情緒が感じることができる。
個人的にはこの全室で、冬の長い夜は椅子に腰かけ想いにふけ、夏は星空を見ながら涼みリラックスしてみたい場所だ。
客室は露天風呂付豪華客室と一般客室からなり、両方ともにベッドルームの客室も用意されている。
今回は一人一泊20,900円(年末価格です)の龍宮殿本館にある一般客室に夫婦で宿泊。
会席はスタンダードな「加賀の彩ごよみ」プラン。宿泊時は年末だったので嬉しいことにずわい蟹がメニューにあった。そんなに好きではないが、やはり北陸に住んでいたら年に一度は蟹を食べて冬を感じたいのでありがたい!
それでは、たがわ龍仙閣の館内を写真で紹介。

hb.afl.rakuten.co.jp

 

■外観とロビー

 

 

■客室

 

■夕食

 

■朝食

 


年末とは言え一人20,900円は流石に高いなと思ったのだが、各種宿泊割引を使用出来たので、結果的に一人13,000円程で宿泊となった。
名物の露天風呂には入れなかったが、北陸の美味しい料理と優しい湯、風情のある館内でのんびりできたことを考えるとコスパの良い宿泊になった。
たがわ龍泉閣の一般客室は10畳+広縁がスタンダードで少し狭くはあるが、古さや汚さはなくリラックスできる客室。温泉浴場も綺麗で貸切風呂があるのも嬉しい。
今回泊まった一般客室なら宿泊費は15,000円~20,000円くらいの相場の様なので、石川の温泉地としては穴場だと思う。
辰口温泉は山側環状線沿いにあるので、国道8号線北陸道からのアクセスも良い。
石川や北陸に在住の人なら、多くの観光客で賑わう有名温泉地よりも辰口温泉でゆっくり湯治するのはいかがだろうか。

 

【関連記事】

apple2019a.hatenablog.com

apple2019a.hatenablog.com

apple2019a.hatenablog.com

apple2019a.hatenablog.com