マックスバリューに買い物に行ったある日、お酒コーナーを眺めていると福光屋の大吟醸が置かれていた。
「加賀纏」と書かれた福光屋の大吟醸のミニボトル(300ML)は、福光屋のHPには無く三菱食品の清酒ページには記載されているところを見ると、三菱食品がマックスバリュで展開している日本酒ブランドで販売されている大吟醸の様だ。
以前飲んだ三菱食品の名水シリーズ(銀嶺月山)が美味しかったのと、精米歩合50%の純米大吟醸が475円(税抜)で呑めるなら安いなと思い、買って帰ることにした。
冷酒で飲むと芋焼酎の様な燻した香りがする。吟醸香や純米の様な米の甘みやふくよかさはあまり感じられない。後味には仄かなキレが感じられるが、純米大吟醸として想像していた芳醇さはなく、燗にしても芋焼酎の様な薫りが強い。
芳醇さや酸味そしてキレよりも、ブルーチーズあるいは燻されたような薫りが特徴的で、個人的な印象では山廃や黒麹の日本酒に近く、苦手なお酒だった。
個人的には苦手なタイプのお酒だったが、焼酎や薫酒が好きな人には飲みやすいお酒だと思う。300MLで475円で呑める純米大吟醸。家で軽く晩酌するには手頃な日本酒だと思う。
【関連記事】