peach's blog

北陸のお酒や温泉をメインに徒然と綴っています。

 

百万石乃白で醸した端麗辛口な加賀鳶の純米大吟醸 福光屋「加賀鳶 純米大吟醸46 百万石乃白」

今年も早いものでもう2月。コロナや大雪でバタバタして1月はあっという間に過ぎてしまった感じだ。
そのバタバタのせいか、お正月以降ちゃんとお酒(日本酒)を飲んでいない気がして、特に石川県産の酒米「百万石乃白」で醸したお酒はしばらく飲んでいなかったので、久し振りに百万石乃白の日本酒を買いにイオンモールのリカーショップへ行ってきた。
イオンモール白山のリカーショップは石川県や北陸の酒蔵の酒が多く置いてあり、百万石乃白を使用した日本酒の揃いも良いので、良く買い物に来る。

様々な蔵元の百万石乃白の日本酒がある中で、今回選んだのは福光屋の「加賀鳶 純米大吟醸46 百万石乃白」。
このお酒は720㎖の4合瓶(税込2,200円)300㎖のミニボトル(税込990円)があるが、今回もいつも通りミニボトルを購入した。
加賀鳶は「芳醇な酒米の旨味と強めのスッキリとしたキレ」が特徴だと思うが、百万石乃白の上品な香りと風味をどの様に大吟醸に昇華しているのか気になり買ってみた。

加賀鳶 純米大吟醸46 百万石乃白」は、その名の通り酒米に石川県産の百万石乃白を使用しているが、酵母も「金沢酵母」を使用しており、仕込み水も含めてすべてオール石川県の食材で醸した純米大吟醸となっている。
精米歩合は46%だが、これは「白=シロ=46」の語呂合わせから46%にしているそうだ。
その他詳細は以下の通りだが日本酒度が+7となっており、加賀鳶の中でもだいぶ辛口の日本酒となっている。

【加賀鳶 純米大吟醸46 百万石乃白】

原材料 米(国産)、米麹(国産米)
原料米 全量契約栽培米・酒造好適米使用
百万石乃白100%(石川県産)
精米歩合 46%
製造法 純米大吟醸
アルコール度 15度
日本酒度 +7
酸度 1.2
アミノ酸 1.1

 

データ上ではかなり辛口の純米大吟醸となっているが、実際の口当たりはどのような風味なのだろうか。早速冷酒で飲んでみる。
口に含むとほのかな甘酸っぱい風味が広がり、喉越しにスッキリとしたドライなキレが感じられる。
キレを感じるのタイミングが他の吟醸大吟醸酒よりも早い気がするが、口当たりは上品な旨味が感じられ、百万石乃白の特徴が出ていると思う。
一方で百万石乃白自体は風味や甘味が強くない気がしていて、加賀鳶はそんな上品な酒米を46%まで磨いているせいか、強い風味やコクがなくあっさりとした風味となっており、そこにドライなキレがすぐに来るので、だいぶ端麗辛口なお酒に感じられる。
データ上も「日本酒度+7」「酸味1.2」なので淡麗辛口の部類に入るのだが、個人的には芳醇・甘口な日本酒が好みなので、加賀鳶に関しては自分の好みの範囲ではないかも‥と感じた。
一方で「スッキリとしたキレ」と「ほのかな甘味と酸味」は端麗辛口酒の中でも非常にバランスが良く、辛口が好きな人にはしっかりと酒米の風味も楽しめる純米大吟醸になっている。
脂が乗ったブリやマグロ、肉料理等の食中酒にすれば、肴の美味しさを邪魔することなくお酒を楽しめたので、自分は味や脂が強い料理に合わせるときの日本酒にしようと思う。

百万石乃白は山田錦に比べて上品な酒米ではないらろうか。これを芳醇なエロい酒にするのは難しい気がするが、一方で端麗辛口な酒には良くなじむ酒米なのかもしれない。
今回紹介した「加賀鳶 純米大吟醸46 百万石乃白」は数量限定酒なので年中買える日本酒ではないが、辛口党の人は是非とも口にしてもらいたい純米大吟醸だ。

 

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まるでビアカクテルの様な芳醇なクラフトビール サントリー「TOKYO CRAFT フルーティーエール」

最近、ビールはキリンラガー赤星(サッポロラガー)ばかり飲んでいたのだが、金曜の会社帰りに、近所のファミマでサントリーTOKYO CRAFT(東京クラフト)」限定醸造の「フルーティーエール」が並んでいるの見かけた。
めっきり昔ながらのラガービール党になっていたのだが、久し振りに「TOKYO CRAFT」を飲んでみたくなったのと、たまには気分転換に華やかなビールも飲んでみるのも良いかと思い、350㎖(税抜251円)を一本購入。
帰宅して夕飯を肴に晩酌しようと思ったのだが、その日の夕飯はチャンポン麵と餃子。さすがに華やかなビールには合わないかと思い、夕飯はキリンラガーで晩酌して(むしろチャンポンと餃子にはラガーが良く合う!!)、風呂上がりに「フルーティーエール」で喉を潤すことにした。

缶からグラスに注ぐと、すでにフルーティーな香りが漂う。
さてここで何故「果実の様な香り」がするのかなのだが、一般的な「ラガービール」と「エールビール」は、発酵させる際の温度や貯蔵期間に違いがあり、エールビールは上面発酵により深いコクや華やかな香りが楽しめるビール

 ・ラガー:下面発酵(低温発酵)させ、貯蔵庫(ラガー)でさらに熟成させたビール
 ・エール:上面発酵(常温発酵)させ、熟成期間は2週間前後と短い

フルーティーエールはエールビールなのだが、さらに「ギャラクシー」と「ハラタウブラン」と言う2種類のホップを使用することで「熟した果実の様な香り(何かいやらしい…)になっているとのこと。
ちなみに「ギャラクシーホップ」は柑橘系の香り、「ハラタウブラン」は白ワインのような香りが特長らしい。
なるほど、この2種類のホップで醸造したエールビールなので、注ぐだけでフルーティーな香りがするわけだ。
そんなことをググりながら、風呂上がりの火照った体にビールを流し込む。
飲んでみると、ラガーの様な苦さはなく、ほのかにキャラメルの様な甘みが口の中に広がる。アルコール度数は6.5%と一般的なビールより1%程高いのだが、そこまでアルコール感を強くなく、余韻に感じされる爽やかなキレが甘い柑橘系の風味をリセットしてくれる。もはやビールと言うよりはビアカクテル。苦いビールが苦手な人も抵抗なく飲めるのではないだろうか。

久し振りにこんな華やかなビールを飲んだが、ハレの日やパーティー(今のご時世では中々機会がないが)等で飲むにはピッタリだろう。
個人的には甘みがあり過ぎるので沢山飲めるビールではないが、ちょっとした気分転換に飲むには良いビールだ。
今後オミクロン株の流行でまた宅飲みする人が増えるかもしれないが、その時は「TOKYO CRAFT フルーティーエール」を宅飲みの1本に加えて、華やかな気持ちで飲んでみるのも良いのではないだろうか。

 

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老舗温泉旅館のおこもりプランでのんびり湯治 粟津温泉「法師」

年明けから急増しているオミクロン株によるコロナ感染や、先日のトンガ近海での海底火山噴火による潮位異常等、令和4年も不安な一年になりそうだ。
警報により非難をされた方々や、対応に追われた気象庁等の関係各位には大変な日々だと思う。
トンガの海底火山噴火は北陸へは直接的な被害はなかったが、自分も深夜12時過ぎに切ったはずのテレビが突然つき、NHKの緊急放送が表示され、非常にドキッとした。
放送開始からしばらくは画面に「津波・避難」と表示され、津波警報による避難を呼びかけるアナウンスのみだったのでどの様な非常事態になったのか分からず緊張したが、太平洋側での津波警報・注意報だったのでトンガの噴火関係かとは思っていた。
しかし、日本の広範囲にわたって被害が生じたら…と思いながら1時間程緊急放送を観ていたのだがいつの間にか眠りに落ちていた。
幸い大きな被害は生じていない様だが、コロナ禍も含めて一日も早く安寧の日々が訪れて欲しいと改めて感じた日曜となった。


さて新年から不安な気持ちで過ごしていたこともあり、改めてリフレッシュしたいと思い、年明けの3連休に温泉宿で一泊してきた。
しかしコロナ感染が拡大している状況でもあったので、今回は人との接触が少ないプランを提供している粟津温泉の「法師」で宿泊することにした。
粟津温泉は開湯1300年と言われ、法師は開湯当時から代々続く温泉宿であり、北陸最古と言われる老舗温泉宿。
広大な庭園や豪華な客室を備えたハイグレードな宿なので、宿泊費も他の旅館に比べて高い印象だが、今回の宿泊プランは、朝夕の食事は客室で食べる弁当プランで、かつ布団なども自分たちで敷くセルフプランとなっているため通常より安価に宿泊できた。
また食事は仲居さんが部屋まで弁当を届けてくれるので、大浴場に行く以外は他の客との接点が少なく、ソーシャルディスタンスが保てるのも良いと感じた。

今回利用したプランは「【身体と心整う/湯治滞在】お部屋でお弁当に牛しゃぶしゃぶ鍋&ドリンク付/セルフサービス」プランで、宿泊費は一人14,300円。
概要は以下の通り。
 ・食事は朝夕ともに部屋に配膳される弁当形式。
 ・烏龍茶2Lペットボトル1本+お一人様にビール1本又はソフトドリンク500mlペットボトル1本付。
 ・お布団の上げ下げも宿泊者自身。
 ・部屋は8畳以上でバストイレ付。大浴場から近い部屋となる。


チェックイン時間は15時(チェックアウトは10時)だったのだが、雪がひどくなりそうだったのと他の宿泊客と接触を少なくしたかったので、早目に着くように自宅を出たらなんと14時過ぎに到着してしまった。
しかしチェックイン時間前にもかかわらず快く入館させてもらうことができ、早目のチェックインとなった。
入館するとまず庭園が見える広間の縁側に通され、そこで抹茶とお菓子が出され、しばし庭や館内を眺めながら寛ぐ。
一息ついたころを見計らいカウンターでチェックインと浴衣の選択を済ますと、仲居さんの案内で部屋に到着。
10畳くらいの小さな部屋ではあるが、バストイレ付で4畳程の離れ(掘りごたつのミニテールあり)もあるので、二人で泊まるには十分な部屋だった。
また、部屋の鍵が2本もらえるのもありがたい。

3連休初日の宿泊だったこともあってか、14時過ぎにチェックインしたにもかかわらず他の宿泊客を見掛けたので、館内の散策は少ししかしなかったのだが、広い館内には庭園や広間などがり、コロナ禍でなければゆっくりと見て回りたかった。
温泉は広い大浴場と露天風呂があり、脱衣場も広いため、他の宿泊客との距離を気にせずにゆっくりと入ることが出来た。
泉質は「カルシウム・ナトリウム硫酸塩泉 芒硝泉」でサラッとした湯触りで体が良く温まり、仕事始めからの一週間の疲れが良く取れた。
13時から入れるようなので、もしかしたら日帰り入浴も可能なのかもしれない。

風呂に浸かった後はお部屋に戻り、備付のビールと持参したお寿司を肴に飲んで一休み。夕食時間前の17時頃に再び大浴場でまったりして夕食予定時間の18時前に部屋に戻ると、仲居さんがお弁当を持ってきた。
部屋の入り口で弁当一式をもらい、自分たちで机に配膳。
お弁当は品数は少なく、お櫃に入ったご飯も少なめだったので、男性には物足りないかもしれない。
料理そのものは少ないものの美味しかったのだが、気になったのはお弁当が乗っているお盆が緑色の学校給食で使うようなプラスチックのお盆だったこと。お弁当の容器は和食用の調度品だったのにお盆のせいで少し雰囲気がそがれてしまった‥。
またご飯も少し硬めで水分が少ない感じがした。年末に泊まった「ききょうのご飯も固めだったがモチモチしていたのを考えると、高級旅禍の割には美味しくないなと感じた。(あくまで個人の感想です…)
夕食を食べ終えると、自分たちで廊下にあるテーブルに弁当一式を運び出し、布団を敷く。セルフサービスではあるが、夫婦ともに片付けや布団を敷くのは嫌いではなく、自分たちでのペースでやれるのでプラン的には良かったと思う。

心地良い温泉とお酒のおかげでぐっすり眠ってしまい、翌日は朝食を持ってきた仲居さんの声が聞こえるまで爆睡してしまった。
寝起きで朝食の弁当を受け取り、布団を片付けテーブルに配膳し頂く。
朝食は夕食よりも少なくちょっと寂しい感じがした。
まあ寝起きだったので豪華な朝食だと食べきれなかったかもしれないが…。
朝食を食べ終えると温泉の大浴場で体を温め、チェックアウトし帰宅。

今回は安い弁当プランと言うこともあり宿泊費は一人14,300円だったが、同じ粟津温泉の「喜多八」や前回宿泊した山代温泉の「ききょう」なら、15畳程の部屋での宿泊で会席料理付きプランの価格帯だと思うと、少し高めだとは思う。
しかし、本来は高級な老舗温泉旅館であることを考えると、通常プランよりも安価で法師の庭園や温泉を楽しめるので、一度は法師に泊まりたい人には良いプランだと思う。
一方で温泉旅館の醍醐味は「豪華な食事」や「高級感があるお部屋」にあるとも思うので、「温泉」「食事」「庭園や部屋からの眺望等の高級感」を味わいたい人はこのお弁当プランは止めた方が良く、高めになるが通常の宿泊プランを選択した方が良いと思う。
今回は割引クーポン等を駆使して一人9,000円程で宿泊できたのと、温泉で疲れをとることが目的の宿泊だったのでプラン的には正解だったが、コロナ禍が解消されたら、次回はやはり眺望の良い部屋でゆっくりと会席料理を楽しみたいものだ。

【法師外観】

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【法師内観】

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能楽堂・庭園等】

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【調度品・絵画】

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【客室】

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【大浴場】

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【夕食弁当(牛しゃぶしゃぶ鍋付き)】

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【朝食弁当】

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宿自慢の美味しい料理と温泉で閑に心身を癒す一夜 山代温泉「ホテルききょう」

毎年年末は温泉旅館で一年の垢を流して、ゆっくり過ごすのが習慣となっている。
結婚してからは奥さんと2人で粟津温泉の「喜多八」さんに泊まりに行ってたのだが、今年は温泉地を変えてみることにした。
そこで、2021年の年末は以前素泊まりで宿泊した山代温泉の「ホテルききょう」さんで一泊してきた。

ホテルききょうは有名温泉地である山代温泉の温泉宿で、地元石川の食材を使用した料理と100%源泉の温泉が魅力の宿。
山代温泉は大勢が宿泊できる大きな宿が多いが、ききょうは21室と小規模な温泉宿。
しかし、こじんまりとしているが宿自体は小さいわけではなく、広々とした館内やお風呂を密になることなく過ごすとが出来る。
大勢の宿泊者と顔を合わせずに、美味しい料理と100%源泉の温泉でゆっくり過ごせる幸せ。年末のハイシーズンにもかかわらずディスタンスを保ちながら温泉宿を満喫できるのは嬉しい限り。
宿に聞いたわけではないが、館内を見ていると、全ての部屋を宿泊に提供していないようにも見える。ききょうは宿の規模に比して部屋数が少ない気がするが、さらにコロナ禍なので提供客室を減らしているのかもしれない。
実際はわからないが、それくらい温泉も食事処も他の宿泊客との接触が少なくストレスフリーに過ごすことが出来た。

今回の宿泊プランは一人23,100円の「少量会席プラン」。
石川県民なら宿泊できる石川県民割引が適用されるので、実際には13,100円での宿泊。
(石川県民割引を適用する場合はききょうの公式サイトまたは電話での予約か認定旅行代理店からの予約が必要)
こちらのプランでは10畳~18畳の和室に宿泊が可能。今回は15畳くらいの部屋に宿泊となった。
シンプルな和室だったが綺麗に手入れされており、清潔感もあり、落ち着いて過ごせるお部屋。お花も生花が活けてある。
そして、客室でもフリーWi-Fiが使用できるのがありがたい。
地方の温泉宿だとauSoftbankの電波が通じにくい上に、Wi-Fiもロビーのみの宿もあるので、部屋にWi-Fiが届くのは意外に嬉しい。

ただ、残念だったのがトイレ。
ききょうは部屋にバスシャワーとトイレが完備されているが、セパレートタイプではなくユニット型。温泉に来て部屋のシャワーを使うことは少ないかもしれないが、体調が悪く(女性の場合はタイミングが悪い場合とか)お風呂に浸かれない場合は、部屋のバス・シャワーが使えるのは有難い。しかしユニット型だと誰かがシャワーを使っているとトイレに入れない。
男性だけで宿泊するとあまり気にしない点だが、男女で宿泊する場合は気になる点だと思うので、これはちょっと残念だった。
あと、ユニットバスになるとトイレが狭いのが「あるある」だと思うが、ききょうのトイレも狭かったので、体が大きい人はちょっとキツイと思う。

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ロビー待合室のテーブルに飾られた花。ちなみに全館フリーWi-Fi完備

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待合室に飾られている鷲の彫刻。バブル期を偲ばせる。

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客室

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ききょうのチェックイン時間は15時からで温泉も15時から入浴可能。
今回は混まないうちに入浴したかったので、15時前に宿に行ったのだが快く迎え入れてもらえた。
それでも部屋の準備で少しまったが、15時前に部屋に入れたので、さっそく入浴。
15時はさすがに他の客はおらず、一番風呂を貸切状態で満喫。
ききょうは1階と2階に大浴場があり、「くろの湯」(15:00~24:00/男湯 5:00~10:00/女湯)と「しろの湯」(15:00~24:00/女湯 5:00~10:00/男湯)に時間帯別で入ることが出来る。
他の宿(毎年行く喜多八等)と比較すると小さめのお風呂だが、宿泊者数から考えると十分な大きさだと思う。
泉質は 「硫酸塩泉」で香りは強くない。循環式だが加水はしていない源泉100%のお湯で肌触りは良い。ただ源泉温度が40度代の為か少しぬるく感じた。
入浴開始時間の15時丁度に入ったのでまだ温泉が温まっていなかったのかもしれないが、夕食後に入浴してもそこまで熱く感じなかったので、熱々の温泉ではないと思う。
個人的には長く疲れるので適温だたっが、熱い湯を好む方にはやや温度が低く感じると思う。

 

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入浴後はお部屋で風呂上がりのビールを飲みながらまったりと過ごし、夕食の時間になったので食事処へ移動。
今回は少量会席プランにしたが、お刺身と煮物・焼物・鍋物が付いてくるので男性でも足りない感じはなかった。
旅館の会席は食べきれないケースもあったので、これくらいで十分かも。
すっぽんの土瓶蒸し、鮑の餡掛け、のど黒の焼き物、牛鍋等、少量だが豪華な料理が提供される。(個人的にはすっぽんや鮑は苦手だったが…)
あと、一番美味しいと感じたのが、白米。固く炊かれているがモチっとしており我が家の安い炊飯器では炊けないご飯。おひつには3合くらい入っていたが、あまりの美味しさに一人で2合くらいは食べてしまった。
流石に料理自慢と言うだけのことはあり、料理だけではなくご飯を美味しく提供する姿勢が素晴らしいと思う。この美味しいご飯だけで再訪したいと強く感じた。

【夕食】

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食前酒はゆず酒

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茶碗蒸し

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お造4種

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別盛のてっさ

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八寸 季節の7種

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食中酒に甘口の加賀美人(吉田酒造1,320円)

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すっぽんの土瓶蒸し

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のどぐろの焼き物

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アワビの餡掛け

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牛鍋

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ご飯、汁物、香物

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デザートのフルーツ

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朝食は海老・白身肴の昆布締めや定番の温泉かれい、湯豆腐等、シンプルな献立だったが、やはり美味しく炊きあがったご飯がおかずをさらに美味しく昇華してくれる。
前夜もご飯一杯食べたのに、朝ごはんも残さず食ってしまった。
もうダイエットは諦めよう…

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冒頭でも書いたが、心地よい部屋と温泉、美味しい料理。ディスタンスを気にせずにストレスフリーに過ごせる宿の規模感。
そして仲居さん達の気配り・接客も素晴らしく、宿泊客は心地よく過ごせると思う。
帰宅日はすっかり雪景色となっており、せっかく朝風呂を楽しんだのに車の雪落としをしなきゃと気落ちしていたのだが、チェックアウト時に仲居さんが荷物を持つ我々夫婦のためにと雪の中を傘を差して付き添ってくれ、さらに駐車場に着くと男性スタッフが雪落としと道路に出るまでの通路の除雪をしてくれていた。
雪国なら当たり前のサービス、なのかもしれないが「せっかく温泉に泊まり来たのだらか帰りもつらい思いをせずに帰ってもらいたい」との心遣いはやはり嬉しいものだ。

石川県民割引等が無いと少し高い宿ではあるが、その分、旨い料理と体を癒す温泉を安心して楽しめる宿。
閑にゆっくりと湯治を楽しみたい人にはうってつけの温泉宿だと思う。

 

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イオンで買える破格のプレミアム純米大吟醸 加藤吉平商店「梵 純米大吟醸 磨き五割」

新年明けましておめでとうございます。
本年も本ブログをよろしくお願いいたします。

年末年始にかけての日本海側の大雪が心配だったが、金沢は他の地域に比べて積雪も少なく年始からの除雪もせずに済んだので、元旦は近所の神社で初詣を済ますと、夫婦二人で簡単なお節とお雑煮で新年を祝った。
令和四年の酒初めに選んだのは、イオンモールのリカーショップで販売されていたイオン限定の加藤吉平商店「梵 純米大吟醸 磨き五割」。
720㎖で税抜1,500円と純米大吟醸としては破格の価格。磨き5割以外にも720㎖で税抜3,000円の「磨き三割八分」も売っていたのだが、コスパを考えて安価な「磨き五割」を酒初めに選んだ。
ちなみに「磨き五割」はイオン限定品として販売されているが、兵庫県山田錦を50%まで磨いた純米大吟醸。以前飲んだ「梵・純粋」も兵庫県山田錦の磨き50%だが、こちらは生貯蔵なのでなので、蔵元で販売されている該当品としては「梵・吟撰」だと思う。

雪が降る寒い元旦ではあるが、今回も冷酒で新年一杯目を飲む。
口に含むと雑味が一切なく濃厚な酸味と甘味が広がる。そして口に含んだ後に鼻に抜けていく吟醸香。芳醇で華やかな日本酒だが、昆布締めの様な味の濃いお刺身にも負けない濃厚な味わい。一方でキレはほとんど感じられないが、口に含んだだけで華やかな香りと甘みが続く幸福感に溢れた日本酒。
この芳醇濃厚な純米大吟醸酒が720㎖で1,500円とは破格のプレミアムな大吟醸だと思う。しかし、磨き五割でこの旨さならば3,000円の「磨き三割八分」はどんな味わいなのだろうか。来年の酒初めは「磨き三割八分」の超プレミアム大吟醸に挑戦してみるか。

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不変なる至高の銘酒 数馬酒造「竹葉 純米吟醸」

気が付けば2021年もあと3日。
公私ともに忙しく中々ブログを更新出来ずにいたが、年末年始休暇に入ったので、自分の中での備忘録も兼ねて、休暇中はなるべく更新していきたいと思う。

と言うことで、久し振りの日本酒レビュー。
コロナ以降、県外、特に東京に行く機会が少なく北陸の地酒ばかり飲んでいたのだが、久し振りに飛び切りに旨い!と感じた日本酒に出会った。
それが奥能登の名酒蔵である数馬酒造の「竹葉 純米吟醸」。
以前も紹介したのだが久し振りに呑んでみると、改めてこの純米吟醸のレベルの高さに驚かされた。
今回も近所のやまやで300㎖(650円)を購入して飲んだのだが、あまりの美味しさに4合瓶で買えば良かったと思う程の旨さだった。

竹葉の純米吟醸酒米富山県産の五百万石を使用し、精米歩合は50%。
アルコール度数は15~16%で、スペックで見れば一般的な純米吟醸と変わらない。
しかし冷酒を口に含むと、口当たりから柔らかな甘みと酸味が広がっていく。
ヨーグルトの様な甘酸っぱさと芳醇な香りが広がり、雑味のない酒米の旨味が感じられるが、その後にほのかに感じられるキレが芳醇さとの良い対比となっており、喉越しが非常に爽やか。
芳醇な旨味と香りで終わるのではなく、最後に柔らかいキレを感じさせることで一杯飲むごとに口中をリセットしてくれる。
そして一杯目を飲み干し後口のキレを感じた後に二杯目を飲むと、直前のキレのせいか、より甘みと酸味が際立ってくる。一杯目そして二杯目と飲むごとに旨味が増してくるのだ。
この芳醇さと後口で刹那に感じるキレのバランスが非常に良い。
芳醇さのせいかアルコール感も強くないので、端麗辛口や濃厚な日本酒が苦手な人でも抵抗なく飲める日本酒だと思う。

まだ口にしていない銘酒は山ほどあるし、日本中の旨い日本酒を飲みたいと思っているが、一方で「不変の旨さ」を愛でることも大切だと気付かされた一本となった。
また、価格も1800ml(一升)は税抜3,000円、720㎖は税抜1,500円と純米吟醸酒としてはリーズナブル。一升3,000円で飲める酒の中では最高級に旨い酒なのではないだろうか。
既に2022年の酒初めの日本酒は別で用意しているのだが、竹葉も酒初めの一本に加えて、元旦の雪見酒と洒落こもうと思う。
(ていうか年末年始は大雪で外に出られないかもです…)

 

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加賀・能登の食材とホスピタリティに溢れた海鮮居酒屋 金沢市「市の蔵」

先日「五感にごちそう金沢宿泊キャンペーン」を活用して「御宿野乃 金沢」に宿泊した際に付与された一人5,000円分のグルメチケット。
近隣の飲食店でしか使用できないが、近江町市場から金沢駅前の飲食店(全ての飲食店が対象ではないので、グルメチケットをもらう際に対象店舗の確認が必要)が対象だったので、普段は足を運ばない近江町市場の飲食店で使用することに。
5,000円分もあるのと、会社の福利厚生事業による割引を駆使すると一人7,000円分(グルメクーポン+福利厚生補助金)まで使えるので、豪勢に市場の海鮮料理屋でコースを食べることにした。
クーポンと福利厚生補助の双方の対象となる飲食店は少ないのだが、市場に隣接する「近江町いちば館」2階にある「市の蔵」さんが条件に合致したので、こちらでコースを予約。
今回予約したコースは「百万石の季節の味満載」の「旬コース」5,000円(税抜)。
飲み放題付きだと6,364円(税抜)だが、奥さんは酒を飲まないし、自分も宿のフリーアルコールを飲む予定だったのでコースのみにして、お酒は単品で頼むことにした。

訪問日はズワイガニ(加能ガニ:雄・香箱ガニ:雌)の解禁直前だったため、カニ料理が含まれなかったのは残念だったが、ハマグリや刺身盛、はす蒸しに能登牛のステーキ等、石川の食材が活かされたコースになっていた。
流石に高級料亭の様な華麗さや豪華さはないが丁寧に調理されており、石川の地酒(吟醸酒萬歳楽/手取川純米酒宗玄/竹葉/天狗舞等)とともに美味しい夕食となった。
コースに天婦羅(690円)と牛スジ(590円)がなかったので単品で頼んだが、こちらも美味。天婦羅は生麩も入っていて加賀野菜のサクサク感と生麩のしっとり感のコンビネーションが堪らなかった。

  コースメニュー / ドリンクメニュー / 通常メニュー /蟹メニュー

また、ホールの店員さんのホスピタリティが非常に高く、こちらが注文したそうにしていたり、コースにないご飯(白米)を単品で頼むと、刺身盛と一緒に食べたいことを察して一緒に提供してくれたり等、飲食店としてのサービス以上のホスピタリティで接してくれたので、気持ちよく食事とお酒の愉しむことが出来た。
気持ちよく食事を楽しめたせいか、結局お酒も追加料理も結構頼んでしまったのだが、それでもグルメチケットと福利厚生補助のおかげで15,000円の会計が1,000円程度で済んだ。これだけの美味しい食事と酒を1,000円で楽しめて、非常に満足度の高い夜となった。

普段は観光客が多く予約も取りづらいので足を運ばない近江町市場界隈だが、今回はコロナ禍での人出減少と観光補助事業による補助金があったので、久々に近江町の旨い居酒屋に行くことが出来た。

今回は金沢市内の勤労者向け福利厚生補助を活用したので格安になったが、ここまで安くならないにしても「五感にごちそう金沢宿泊キャンペーン」は11月15日から対象者を「新潟県富山県、石川県、福井県、長野県、群馬県岐阜県の居住者」に拡大しているので、金沢市内の宿泊施設や飲食店を利用する場合は、本キャンペーンを活用してお得に美味しいお店で加賀・能登料理に舌鼓を打って欲しいと思う。

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お品書き

f:id:apple2019a:20211123132841j:plain乾杯はグラスビール

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野菜の煮しめ

f:id:apple2019a:20211123132815j:plain刺身五点盛り

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刺盛と竹葉純米

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大蛤の吸い物

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宗玄 石川門純米 

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海老真丈揚げと蓮根つくねのはさみ揚げ

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炙りサーモンのサラダいくらのせ

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はす蒸し

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能登牛のステーキ

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とろろそば

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そば茶プリンいちじくのせ

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牛スジ(単品注文)

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天婦羅盛合せ(単品注文)

 

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夜鳴きそばとビールと温泉でまったり宿泊 金沢市「御宿野乃 金沢」

コロナ禍も落ち着きを取り戻してきた2021年11月。
移動の制限が解除され、北陸はカニやブリが解禁される季節に入ることを考えると、観光客が増えそうな予感がしていた。
なので、宿泊施設が混む前に温泉に行きたいなと思い、自治体が行っている観光支援事業を活用して温泉宿に泊まることにした。
石川県では県と各市町村がそれそれ事業を行っており、金沢市の支援事業では県民割との併用が可能となっている。

【石川県民割、金沢市民割(五感にごちそう金沢宿泊キャンペーン)】

 県民割:県民向け県内旅行応援事業

 市民割五感にごちそう金沢宿泊キャンペーン事業

※【11月23日追記】
本キャンペーンは金沢市の補助事業ですが、対象者は金沢市民限定ではなく石川県民が対象の事業でした。また11月15日より石川県以外の地域(新潟県富山県福井県、長野県、群馬県岐阜県)に居住の方についても対象者に追加されていましたので、訂正し追記します。詳細についてはキャンペーンサイトで確認ください。


今回は県民割と市民割を両方を活用することにしたのだが、宿泊エリアは金沢市内に限定される。しかし意外と温泉付き施設が少ない。
そこで温泉付きビジネスホテルであるドーミーインに久し振りに泊まろうかと考えていたところ、元々金沢駅前にあったドーミーインとは別に、近江町市場近くに系列の和風ビジネスホテルである「御宿野乃」が新しくオープンしているの発見。
温泉も付いているので新しい「新宿野乃 金沢」に宿泊することにした。

今回のプランは新宿野乃金沢の公式サイトで予約可能な「【石川県民限定】【五感にごちそう金沢宿泊キャンペーン】&【石川県民向け県内旅行応援事業】グルメチケット&朝食付」プランを選択。
上記プランの宿泊費は一人15,000円前後だが、石川県民割と金沢市民割以外にも使える割引を駆使し、一人7000円程度で宿泊が出来た。
さらに、ドーミーインでは夕食は付かず朝食のみとなるが、このプランでは一人5,000円のグルメチケットが付いてくる。グルメチケットは近隣の提携飲食店でしか使えない制限はあるが、夕食代として5,000円が使えるのはありがたく、実質的に夕食付プランとなっている。
※【五感にごちそう金沢宿泊キャンペーン】&【石川県民向け県内旅行応援事業】は旅行サイトでは予約できず、宿泊施設に直接予約するか、認定旅行代理店での予約が必要です。

かなりお得に宿泊出来るが、よく考えるとドーミーイン系列ってこんなに高かったっけ?とも思ったのだが、宿泊施設の応援の意味も込めて奥さんと2人で土日に一泊することにした。
コロナ禍が落ち着いたと言っても大勢の中で入浴したくないこともあり、チェックイン時間(15:00)の30分前に宿に入ったのだが、すでに10組程がチェックイン待ちをしている。
部屋はダブルベットにしたため少し狭いが(ツインならもう少し広い様だ)、和風テイストのデザインとなっている。とは言え、やはり安っぽい雰囲気は否めないが、備付の冷蔵庫にはサービスでフルーツや水が入っている等、ちょっとした心遣いがありがたい。

 

【館内風景】

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【部屋】

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お風呂は15時から入れるので、混まないうちに一番風呂に行く。
15時きっかりに入ったのでまだ他の入浴客がいない。
お風呂は内風呂(温泉)と露天風呂・壺風呂(両方とも温泉ではない)の構成となっており、一人で入るには十分の広さではあるが、そこまで広くはない。
泉質は単純ナトリウム泉で少しぬるめ。熱くないので長湯が楽しめた。

ドーミーインでは温泉がある階に休憩スペースが設置されているが、御宿野乃では無料でアイスを食べることが出来た。
ここの休憩スペースはすごく狭く5人程で満席になるのだが、風呂上がりの無料アイスは有難い。
奥さんと合流するとアイスを選んで部屋に戻り、火照った体をアイスで冷やす。
そう言えば、1階にも無料のコーヒーや缶ビールがあるとの話を聞いていたので1階にお降りると、受付にはチェックイン待ちの長蛇の列が出来ている!
まだ16時前なのだが宿泊した日は満席近い宿泊客のようだった。早く来て温泉に入って正解だった。
そそくさと無料のアルコール類とコーヒーをもらうと部屋に戻り、夕食までビールを飲みながらまったり過ごした。

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ドーミーインはビジネスホテルなので夕食はない。
しかし、21:30から「夜鳴きそば」なる無料サービスがある。
そう、ドーミーインと言えば夜鳴きそば。無料でラーメンが食べられるのだから有難い。
個人的には、ドーミーインは「安い」「温泉」「無料のラーメン」があるが故に泊る宿だ。なので夕食でお腹いっぱいになったが、この夜鳴き蕎麦を食べずに帰るわけにはいかない。
時間になったので朝食会場に行ってみると、すでに大勢の人で賑わっている。
久し振りに食べたが、やはり旨い。海苔とメンマとネギのいたってシンプルな醤油ラーメンなのだが、これが旨すぎる。
夕食も美味しかったのだが、やはり夜に食べるラーメンは別格だ。これだけでも泊まってよかったとしみじみ感じた。

【夜鳴きそば】

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夜鳴きそばを食べ、部屋に戻り晩酌のビールとレモンサワーを飲むと、抗えない睡魔に襲われる。
少し早いが朝風呂に備えて22時に就寝。
そして5時に起床し温泉に行く。さすがに他の宿泊客はいない。
朝の温泉を満喫したいところだが、6時からの朝食に早目に並ぶ必要があるので、30分程で切り上げ部屋に戻り、奥さんと2人で朝食会場に向かう。
ドーミーインの朝食はバイキングだが、休日の場合、7時~8時くらいはメッチャ混む。
なので早目に行く方が空いていて席も確保しやすい。
過去の教訓から開始時間である6時に会場に行ったのだが、すでに並んでいる。
眠いのを我慢して早く来てよかった。
バイキングメニューは一般的な内容で、「大江戸温泉」や「湯快リゾート」に比べると種類が少なく感じたが、たくさんあっても食べきれないので丁度良い量だと思う。
なお、新宿野乃金沢の朝食の目玉は海鮮丼。
朝から新鮮なお刺身が食べられるので、海鮮丼コーナーは大行列になっていた。
北陸の人間が食べても美味しいお刺身だったので、新宿野乃金沢に来たらぜひ食べて欲しいと思う。

【朝食】

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今回初めてドーミーインの「御宿野乃」系列に宿泊したが、アイス・ラーメン・ドリンク類の無料サービスがあり、朝食もバイキングとしてはしっかりしているので、ビジネスホテルとして宿泊するにはコスパは良いと感じた。
一方で、やはりビジネスホテルなので、コストは抑えているとも感じられた。
特に大浴場は宿泊者数のキャパシティーの割には小さいし、部屋も狭く旅館の雰囲気ではない。また立地も駅近くまたは観光地近くに立地しているので、宿泊者数が多い。
無論ビジネスホテルなのでそれは当たり前だと思うが、温泉でゆっくり寛ぎたい人には向かない宿だ。
今回は金沢市内でなるべく安く泊まりたいと考えたので「御宿野乃」になったが、次回お泊りに行くときは、やっぱり温泉宿に行きたいと感じたがの正直な感想。

とは言え、旅行先(温泉宿がメインではなく観光がメインの旅行)で宿泊費を抑えて温泉に入りたいと思えば、有力な選択肢になる。
新宿野乃金沢」は徒歩圏内に近江町市場や兼六園があり、金沢駅からも近い。
バス通りにも面しているので、金沢観光の拠点としては非常に良い立地だ。
金沢に旅行に来た際には、宿泊先の候補に「新宿野乃金沢」入れると良いと思う。

 

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紅葉と歓声で彩られた金沢の秋 金沢市「いしかわ四校記念公園・広坂緑地」

最近公私ともに忙しく、中々外出もブログも更新できない日々。
11月に入り北陸も秋晴れから秋雨のシーズンになり、益々インドアな生活に。
ズワイガニ(加能ガニ:雄、香箱ガニ:雌)も解禁となったのに家に閉じこもるのももったいない(と言っても高くて気軽に食べられないけど…)ので、先週の土日に石川県と金沢市がそれぞれで行っている観光支援事業を活用し、金沢市内の近江町市場近くに新しくオープンしたドーミーイン系列の温泉ホテル「御宿野乃 金沢」に宿泊してきた。
夕食は観光クーポンを活用して、近江町市場にある居酒屋で和食コースも堪能できたので、久し振りにリフレッシュできたかな。
数年ぶりに食べたドーミーイン名物の「夜泣きそば」が意外に旨かったのも良かったな。

御宿野乃 金沢」は後日のブログで書きたいと思うが、今回の宿泊先が近江町市場付近だったので、久し振りに香林坊から広坂付近を散策し、夜景や紅葉を楽しんできた。
今年の金沢は天気の良い日が少なそうだが、金沢に来たなら広坂の紅葉や長町の武家屋敷、片町から香林坊近江町市場沿いにあるクリスマスツリー等のイルミネーションも楽しんでいってもらいたいと思う。

【いしかわ四校記念公園】

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【広坂緑地】 ※訪問日当日は広場でイベントが開催されていました。

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【長町武家屋敷】

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【片町・香林坊

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ドーミーイン名物無料で食べれる「夜泣き蕎麦」

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美味しい和洋会席と部屋付露天風呂で寛ぐ至福のひと時 石川県小松市「粟津温泉 満天ノ辻のや」

9月末で全国の緊急事態宣言が解除されたが、石川県内も9月下旬からは感染者数が減っていたこともあり、平日に休暇を取って温泉でリフレッシュすることに。
県内の近場温泉で部屋付き露天風呂がある宿を探していると、ヒットしたのが粟津温泉の「満天ノ 辻のや」。
12.5畳~17.5畳の和室に温泉ではないものの屋根付きの露天風呂が付いている夕朝食付きプランで、大人一人18,000円+入湯税150円。
今回は奥さんと二人で宿泊したが、予約サイトのポイントや割引を駆使して、18,000円引きになったので、だいぶお得に宿泊できた。

満天ノ 辻のや 宿泊予約【楽天トラベル】

www.mantenno.com

 

チェックインは15時から(大浴場も15時から入湯可能)だが、他の客が来ないうちに温泉に入りたかったので14時30頃に入館したところ、快くチェックインしてくれた。
最近運営会社が変わったのか、コロナ禍の期間にリニューアルしたようで、館内は綺麗。
辻の屋の自慢は「温泉」「料理」「庭園」となるが、床や壁、調度品が綺麗なので館内から見える庭園の美しさを補完している。

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今回宿泊した露天風呂付和室も綺麗にリフォームされており、造りはシンプルで古き良き和室の雰囲気だが、大人二人なら過ごしやすい広さ。

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宿泊した部屋の露店風呂は檜造りの風呂。
屋根があるので天気が悪くても気にせず入れるが、窓にかかっているすだれから中が見えそうなのが気になる。
男性の自分はそこまで気にならないが、女性は抵抗があるかもしれない。

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しかし折角の露天風呂なのでお湯を張って早速入ることにした…のだが、お湯を張るとお湯の出口や排水溝あたりからゴミや髪の毛が出て浮かんでいる!
それも少量ではない。
流石に汚くて入れないのでフロントに電話して掃除を依頼すると、隣の部屋が同じ露天風呂付和室で当日は空いているので、交換してもらうことになった。

交換後の部屋の方が間取りが広く、露天風呂も広い。
ちなみに風呂は石造りの風呂となった。
こちらの露天風呂は洗い場が広くゆったりしているが、前の部屋以上にすだれから外が見え、開放感がありすぎる。
個人的には気分が良いが、人によっては外から見えないか気になる人もいるだろう。
階層的はこの部屋より低い家しか外には無いので、外の民家から見えることはないとは思うが。

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部屋のチェンジと言うトラブルがあったものの、夫婦でゆったりと静寂に包まれた露天風呂に浸かった後は、混まないうちに温泉大浴場に行ってきた。
辻のやの温泉は「男女別の大浴場」と「花回湯」という岩盤浴や内湯等があるSPAの2種類がある。
大浴場には九谷焼作家が描いた黄金の大陶壁があり、ゴージャスな雰囲気となっている。
大浴場は女性風呂が男性風呂より狭い様だが露天風呂もあり、弱アルカリ性の温泉はヌルっとして湯心地も良く、久々に体を伸ばしてゆっくりと温浴が出来た。
ちなみに泉質は「ナトリウム〜硫酸塩・塩化物泉(弱アルカリ性定張性冷鉱泉)」で、「温泉」ではなく「鉱泉」なので源泉の温度は低い様だ。
まあ、温泉成分が含まれるので温泉であること変わりはないし、とてもいい湯だった。
時間が早いこともあり他の客もおらず貸切状態の温泉を満喫できた。
ちなみに「花回湯」は男女日替わり制で宿泊日は女性が利用できる日だったので、自分は花回湯に入らなかった。

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温泉でのんびりした後は、部屋で風呂上がりのコーヒー牛乳を満喫しながらダラダラ過ごす。この自堕落な時間が堪らない。
ちなみにビールは部屋の冷蔵庫に入れておいたが、この時点ではまだ冷えておらず、夕食後の晩酌で飲むことにした。

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18時になり夕食の時間になったので、夕食会場へ移動。
料理も自慢とは聞いていたが、とても豪華かつ華麗で美味しい和洋会席料理が用意されていた。
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御肴五種盛、酢の物、洋皿、食前酒(加賀葡萄カクテル)

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洋皿(ローストビーフ

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御肴五種盛(ウニ、マツタケ、サザエ等)

f:id:apple2019a:20211002102020j:plain酢の物(炙りカマスと梅貝)

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お造り(フグたたき、マグロ、カンパチ、甘エビ)

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萬歳楽おんながわ 1合950円

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天婦羅(五郎島金時マツタケ、銀杏、生麩)

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上品な食器の蓋物

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蓋物(里芋饅頭とマツタケ

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凌ぎ(鰹出汁の蓮根麺)

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これまた食器が美しい

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お食事(木ノ子コご飯、味噌汁、漬物)

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手書きイラスト入りで丁寧に書かれた献立表

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夕食の後はライトアップした庭園を散策。
ちょっとライトの当て方が微妙で、足元も暗くて川に落ちそうになった。
昼間散策した方が良いだろう。

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その後は部屋に戻り、露天風呂に入ってゆったり過ごす。
奥さんとお話ししながらお酒を楽しみ、先に奥さんは就寝。
自分は縁側で一人晩酌を嗜む。
やっぱり、温泉で晩酌ならサッポロラガーの瓶ビールだな。
一応、コップも持参したサッポロビールの刻印入り。

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ついたん達(しろたん

気持ちの良い温泉、美味しい食事、旨い酒で満たされ、見事に翌朝まで爆睡。
そしてフィナーレである朝食の時間を迎える。

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朝から豪勢な朝食

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サワラと甘エビの昆布締め

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小鉢五種(じゃこ山椒、能登イカの麹漬け、揚げ豆腐等)

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七尾産かますの一夜干し

f:id:apple2019a:20211002103647j:plainサラダ

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温泉卵

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ご飯は白米とひじきご飯の2種類

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そのままでも食べれるが、せっかくなのでカマスの一夜干しを炙り直す。

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めぎすのつみれ汁

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朝食の定番、海苔

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リンゴのコンポートとヨーグルト


朝食を食べ終わって部屋に戻り、片づけをして10時にチェックアウト。
休日を避けたこともあったが、30人程宿泊していた様子。
それでも館内が広いこともあり、ゆったりと過ごせた。
特に食事とお風呂は非常にレベルが高く、部屋の露天風呂が温泉なら言うことなしだった。

ただ気になったのは、最初に入った部屋の露天風呂の清掃が行き届いていない点や(スタッフも分かっていた様子ではあった)、館内は綺麗にリニューアルされているが、部屋の中等の目に付きにくい部分は壁が剥がれたり、汚れたままの部分があったりと、100点満点ではなく95点を目指している様に感じられた。
無論、コロナ化で経営も苦しく人員も潤沢に確保できない事情があると思うが、売りにしている部屋の露天風呂等はしっかり点検して欲しいと思う。
(一人18,000円の部屋なのでそこはしっかりして欲しい)

全体的には満足度の高い温泉宿。特に朝夕の食事は非常に美味しかった。
宿のスタッフの説明や対応も丁寧で好感が持てる宿。
温泉と食事でゆったり過ごすには良い宿だと思うので、また再訪したいと思う。

 

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百万石の優雅な風味を湛える能登の純米吟醸 白藤酒造「奥能登の白菊 純米吟醸 百万石乃白」

石川県で新たに実用化された酒米「百万石乃白」。
加賀・能登の各地の酒蔵で百万石乃白を用いた日本酒が醸造されているが、嬉しいことに多くの蔵元で300mlのミニボトルも出している。
そのため、各酒蔵の百万石乃白を飲み比べしたい時に少しづつ飲めるミニボトルがあるのは便利だ。
難点は価格帯が700円~1,000円とミニボトルとしては高価なのだが、それでも4合瓶で買うよりはリーズナブルだし、冷蔵庫で場所もとらないので、非常にありがたい。

新しく開業したイオンモール白山に遊びに行った際、酒売り場に百万石乃白のコーナーがあり、各酒蔵の百万石乃白を使用したミニボトルが売っていたので、一本買って帰ることに。
色々悩んだが(値段とか吟醸酒にするか純米にするか等)、丁度テレビの居酒屋番組で太田和彦氏が白菊を飲んでいたを見ていたので、白藤酒造の「奥能登の白菊 純米吟醸 百万石乃白」を購入。
300mlで900円。酒米は無論「百万石乃白」で精米歩合は55%。アルコール度数15度と少し低めで、日本酒度は0.5度と辛味は弱い酒となっている。

太田氏は燗で飲んでいたが、純米吟醸酒なので冷酒でいただく。
口に含む前から優雅な甘い香りが漂ってくる。口当たりは柔らかい甘みと適度な酸味。キレは控えめだが後口に感じる辛味が良い。
基本的には甘酸っぱい上品な風味が広がる芳醇な吟醸酒だが、喉越しの刹那的なキレが良いアクセントとなっており、優雅だが芯のある純米吟醸酒になっている。
これまで飲んできた百万石乃白はもっと上品で落ち着いたお酒だったので少し物足りない感じがあったのだが、白菊の百万石乃白は芳醇さが増しおり、食中酒にピッタリ。
脂が強いマグロやブリの刺身等よりは、湯豆腐や鍋料理等に合うだろう。

能登の白菊は辛口なイメージだったが、このお酒は能登と言うよりは金沢の料亭酒の趣。新年のお節料理に合わせてみたくなる酒だ。
今年も残り4か月だが、新年のお酒の一本がもう決まった。
皆さんも新年の酒初めの一本に買って欲しいと思う純米吟醸酒だ。

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上品な旨味とスッキリとしたキレのバランスが良いひやおろし 東酒造「神泉 ひやおろし特別純米」

2021年ももう9月。
気が付けばひやおろしのシーズンになった。今年も残すところ4か月か…。
なんてセンチメンタルな気分に浸っている場合ではない。
早くひやおろしを買って飲まねば!
と言うことで、やまやに行ってひやおろしを選ぶ。
毎年、常きげん満寿泉を飲んでいたが、今年は違う酒蔵の酒を飲みたい。

そこで選んだのが、東酒造の「神泉 ひやおろし特別純米」。

hb.afl.rakuten.co.jp720㎖で1,500円(税抜)
酒米は五百万石を使用しており、精米歩合は60%。アルコール度数は18度で日本酒度は3.3なので、やや辛口に感じる特別純米酒になっている。
この辛口酒ならぬる燗が美味しいのだろうが、我が家では旨くお燗が出来ないので冷酒でいただく。


口当たりは柔らかな甘味とほのかな酸味の落ち着いた芳醇さが広がるが、少し芋臭さも感じられる。
芳醇さとともに柔らかなキレも感じられ、後半は芳醇な旨味とキレが絶妙に混じり合う。そしてキレの辛味は後口まで余韻を残す。

この「神泉 ひやおろし特別純米」は飲み口は芳醇だが、全体的にスッキリとした辛口酒だ。
ただ飲み口から上品な旨味も広がるので、酒米の風味や旨味を楽しみながら、キレの余韻で喉越しがスッキリする。キレは強すぎないので心地よい辛味が後口に広がり、グイグイ飲めるお酒だ。
個人的には辛口よりも芳醇なお酒が好きだが、そんな酒飲みでも抵抗なく飲めるので、辛口党の人にはドストライクなひやおろしではないだろか。
飲みやすい特別純米だったので、すぐに空きそうだ。
今年はもう一本ひやおろしを追加して、旨い秋刀魚と合わせたいと思う。

 

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